2010年7月号記事

参院選特集

【民主党政権から日本を守れ】4

超先進防衛技術で日本を守れ!

日米同盟を堅持しつつ防衛力の強化を

軍事拡大や民族弾圧を進める中国、核実験やミサイル発射を繰り返す北朝鮮。二つの軍事国家を背にする日本は、一刻も早い「備え」が必要だ。

しかし、頼みの綱としてきたアメリカは国内経済の弱体化が進み、2009年度予算で史上最大規模の120兆円を超える財政赤字を計上。ステルス戦闘機や弾道ミサイルの予算を大幅に削減した。また、中国に50兆円近くの国債を握られ、政治的にも経済的にも中国とのつながりが強まっている。

一方、日本は、米、ロ、中、英、仏、独の主要国と、近隣の韓国、北朝鮮を含めた9カ国のなかで、国防費の対GDP比、正規軍兵員数の対総人口比、核・ミサイル・空母などの戦略的攻撃能力の保有数は最下位。武器の輸出入実績はゼロだ(参考『国際軍事データ2008―2009』)。

こうした情勢を踏まえると、日本は日米同盟を堅持しつつも、並行して防衛力を強化する必要性がある。