大河ドラマ「花燃ゆ」では、近代日本の幕開けに向けて奔走する維新の志士たちの姿が様々に描かれていますが、こうした活躍の裏には、無私なる貢献をした人たちの存在があります。長州は下関の商人、白石正一郎もその一人です。

正一郎は1812年、下関の廻船問屋の長男として生まれました。木綿や塩などの交易で成功を収め、「下関に白石あり」と大阪・京都にまでその名が知れ渡ったほどの豪商で、資金面から明治維新を支えました。