公開霊言抜粋レポート

「永田町の論理」と「宗教の論理」のギャップを検証

下村文科相は大臣の器か?

「永田町・平成ポンポコ合戦――文科大臣に化けた妖怪の研究――」

2014年11月25日収録

「霊言現象」とは、あの世の霊存在の言葉を語り下ろす現象のこと。これは高度な悟りを開いた者に特有のものであり、「霊媒現象」(トランス状態になって意識を失い、霊が一方的にしゃべる現象)とは異なる。また、外国人の霊の霊言には、霊言現象を行う者の言語中枢から、必要な言葉を選び出し、日本語で語ることも可能である。 詳しくは⇒⇒⇒大川隆法のスーパー霊能力 「霊言」とは何か

「霊言には科学的実証性がない」「審議過程で不正行為があった」などの理由で、幸福の科学大学の設置を「不認可」とした下村博文文部科学大臣に対して、学校法人幸福の科学学園は11月7日、異議申し立てを行った。その後、下村文科相はこの申し立てを却下。11月21日付けで同学園に対して、審議中の不正行為について弁明書を提出するよう求めてきた。

ところが、同時期に下村大臣の金銭問題が浮上した。「政治とカネ」の問題をめぐって下村氏の大臣としての資質が問われる中、幸福の科学・大川隆法総裁は、再度、下村文科相の守護霊霊言を収録すると共に、その霊的本質を探った。

「政治とカネ」の問題で追及される下村大臣

幼少時に父を亡くし、新聞配達をしながら大臣になったという「苦労人」であることをPRし、塾の経営も行って教育行政への情熱を訴えていた下村文科相だが、この度の衆院解散を目前に、金銭問題が浮上した。

20日に公表された政治資金報告書から、下村文科相が代表を務める自民党東京都第11選挙区支部(板橋区)が、文科省から補助金を交付した2つの学校法人から計10万8千円の献金を受けていたことが判明したのだ。

11月20日付の朝日新聞夕刊によると、文科省は2012年11月、東京国際大学に対し、図書館を整備するために330 万円、同年12月中旬には岡山市で小学校などを運営する朝日学園に対し、校舎の空調設備のために1330万円の補助金の交付を決めた。

その後、2012 年12月下旬に文科省に就任した下村氏が代表を務める前述の自民党第11選挙区支部が、13年3月に東京国際大学から6 万円、朝日学園から4 万8 千円の寄付を受け取っていたというのだ。

さらに、同支部に毎年、多額の寄付をしている下村文科相の関連政治団体「博友会」が、雑居ビルに住所を置きながら家賃を払っていない事実が、11月21日付の「しんぶん赤旗」で政治資金規正法違反の疑いがあるとして報道された。

他にも、法律違反ではないが、今年8月、東北薬科大学が国内で37年ぶりとなる医学部新設を認められた後、9月に同大学の理事長などが下村文科相の後援団体「東北博友会」が開催した講演会に出席していたことが、週刊誌「フライデー」(10月17日号)で報じられている。これは、国民の疑惑を招きかねない大規模な政治資金パーティを自粛する、と定めた2001年に閣議決定された「大臣規範」に抵触する。そもそも、自らの選挙区とはなんら関係のない東北地方で後援団体をつくり、パーティを行うこと自体が不自然であり、たとえ法律違反でなくても、大臣としての「道義的責任」に反していることは明らかだ。

こうした疑惑からは、下村氏は大臣としての巨大な権限を利用し「カネ」を集めている様子がうかがえる。今回の衆院選挙では下村氏の資質もまた国民に審判されることになるが、下村氏は本心では何を考えているのだろうか。

大学認可には“木の葉"の山が必要

招霊された下村氏守護霊は、今回の幸福の科学大学の設置申請について、 「挨拶が足りん」 と述べた。そして、大臣就任の時に 「ささやかな“木の葉"の山を積んで持って来ると。そういうことは必要だったんじゃないかな」 と突き放すように語った。

質問者がその意味を問うと、下村氏守護霊は永田町での「手順」を説明。教祖が挨拶に来た後、学園理事長などが“菓子折り"を持って来ることなどが必要だったのだという。

まさに、現在、浮上してきている金銭問題の「裏側」が垣間見えるようだ。

質問者が、最近のスキャンダルの真相を問うと、下村氏守護霊は 「あの程度は、“菓子折り"にも値しない」「“せんべい"をちょっと持ってきたぐらいなもの」 と答えた。ワールドメイトの深見東州氏から個人献金でもらった三百万は、政治家にとっては 「喫茶店代」 くらいのものだとした。

ゆえに、幸福の科学大学が正当に手順を踏んで書類申請をしたことは、日本的流儀に適わないことなのだと言い放った。

下村氏守護霊は、大学の審査は形式審査のため、事実上、どんなものでも通るが、幸福の科学グループには、下村氏を応援する“後始末"がなかったために通らなかったのだと述べた。

今回の不認可判断について、一つの争点となるのは大学設置審議会が幸福の科学大学に対して出してきた数多くの「是正意見」の正当性の有無だが、下村氏守護霊の発言から判断すると、どうやら本当の問題は別のところにあったらしい。

幸福の科学大学は3月に申請をして以降、大学設置審議会から2回にわたる「是正意見」を出された。その度に真摯に説明を行い、申請内容の一部修正にも応じた。

しかし、最終的には「霊言を根拠とした教育内容は学問として認められない」として不認可となった。これは最後の段になっていきなりつきつけられたもの。

審査ルールとして、1回目に出した「是正意見」よりも根本的で強い「是正意見」は、2回目以後出してはならないという内部規定があるが、今回、それが無視されたのだ。

下村氏守護霊にこの意図を問うと、 「『一件当たりいくらになるか』ぐらい、計算しないと駄目なわけだよ」 とのこと。「是正意見」がひとつ付くたびに、どの程度の「カネ」が必要なのかを具体的に示した。

文科省側は、幸福の科学大学は申請手続きにおいて不正を行ったので、今後5年間は申請できないという「ペナルティ」を課そうとしているが、これは、幸福の科学大学側が「永田町の流儀」が分かるようになるのに5年かかるという意味だとの説明もあり、驚くべき金権政治家の実像が浮かび上がった。

下村氏守護霊霊言は「宣戦布告」?

下村氏守護霊は、同氏の“本音"や“正体"を最初に暴いた守護霊霊言の発刊については、どのように考えているのか。

下村氏守護霊は、「宣戦布告」に見えたと言い、 「お願いする先に悪口を書いて送るっていう人は、どこの世界を見ても……、ビジネスの世界にだっていない」 と憤るが、これは「悪口」ではない。霊言はれっきとした宗教活動であり、守護霊の言葉をそのまま載せただけである。また、別の角度から見れば、信者の考え方の間違いを指摘した「宗教指導」であるとも言える。

日本の宗教を“管轄"している文科相の守護霊が、霊言の本質を理解できず、言論の自由の意味を解していない点は注目に値する。

同氏の守護霊は、 「宗教は票になるし、金になるし、権力のもとになるし、圧力団体にも使えるし、それから自分の政敵に対してけしかけることもできる」 と述べた。要するに、宗教を政治の道具だと思っているのだ。

「大臣には憲法は適用されない」

誤った宗教観を披露した下村氏の守護霊から、さらに驚くべき発言が飛び出す。

霊言の内容にまで踏み込んだ今回の不認可判断は憲法違反そのものだが、同氏の守護霊は 「大臣に選ばれて政治家になった段階で、もう憲法は適用されなくなる」 とうそぶいた。

大臣は法治国家の外側にある“支配階級"であること、公務員の憲法遵守義務は建前であることなど、驚くべき政治観を明らかにした。

「日本はお上が支配している国。法律は民を縛るためにある」「国民は納税をする立場にある人間で、大臣は納税されたものを集めて権力を行使する者なんだ」 という、近代民主主義国家の政治家にあるまじき発言が繰り返される。

結局、 「書類だけで操作して、こんな安く上げようとしてるやつらは通すわけにいかない」 という趣旨で、幸福の科学大学が不認可とされたことが判明した。

許認可権を持っている大臣に「カネ」を渡し、優位に取り計らってもらうことは政治の世界では当たり前のことなのかもしれない。だが、幸福の科学大学は、あくまでも純粋に、正当な手続きを踏んで大学申請を行った。これを「安く上げようとしている」などと批判されるいわれはない。

下村氏守護霊は、 「“永田町言語"が通じないんだったら“落第"だ」 というが、許認可権を「カネや票」に変えようとしているタヌキの論理に与するわけにはいかない。

今回の霊言によって、幸福の科学大学の不認可問題は、 「タヌキの住む世界である永田町の論理」と「真実を求める宗教側の論理」 との激突だったことが明らかになった。


下村文科相の守護霊霊言の後、「エドガー・ケイシーによる過去世リーディング」が行われた。リーディングとは、「想念帯」という、その人の思いや行いのすべてが克明に記録されている魂の領域に入り込み、過去の記録や意識を読み取るもの。「眠れる預言者」と言われたエドガー・ケイシーも、数々のリーディングを行ったことで知られる。

下村氏守護霊は、霊言のなかで度々、自分に有名人の過去世があると言ってほしいという趣旨のことを述べている。真実を探究すべく、リーディングを行った。

下村氏の前世は骨董品を売りつけていた商人

ケイシー霊が過去世を透視すると、初めに見えたものは、江戸時代に生きた 「骨董品を売りつける商人」 だった。刀剣や壺など、さまざまなものを売っているが、その七割ぐらいは、まがい物であり、相手を説得して言いくるめているとケイシー霊は説明した。

教育には関係はないが、政治には関係があるらしく、「裏金づくり」などに関わっていたようだ。ケイシー霊は、 「何かをお金に換えようとする気持ち」 が非常に強いと証言した。この「お金に換えられるかどうか」を常に考える習慣が、今世、政治家として役立っているのだという。

さらにその前は、どうやら宗教にも関係があるようだ。前世では宮中に出入りする呉服商として女御を念仏門の集会に手引きしており、法然、親鸞などの島流しなどにも関係があるという。

「承元の法難」(1204)は、後鳥羽上皇が寵愛していた宮中の女性たちが念仏宗の集会に出入りし、権力者の逆鱗に触れた事件だが、ケイシー霊の言葉から、下村氏の前世は、この時に女御たちを手引きした者と解釈できる。だが、法難を呼び込みながらも自分は難を逃れたらしく、生き残り術に長けた人物ではあったようだ。

さらにその前には、奈良時代に役人として生きた過去世も明らかになった。詳細はぜひ、書籍を読みいただきたいが、「政治とカネ」の問題につながる魂の傾向性が、この時の生き方にも現れていたようだ。

下村大臣は安倍政権の要注意人物?

ケイシー霊は下村氏の魂の問題点として、 「『道徳』が足りない」 ことなどを指摘した。道徳教育を掲げる下村文科相は、この指摘をどのように受け止めるのだろうか。

他にも、 「自分に利益がある間は、人とうまく付き合えるが、利益がなくなった場合は、切って逃げるのがうまい」 と評したが、これは同氏と幸福の科学グループの関係にも言えることだ。幸福の科学が選挙支援してくれる時には近づいてきたが、幸福の科学を母体とする幸福実現党が立党したら「票とカネ」にならないと見て、距離をとってきた。

ケイシー霊によれば、下村氏の本音は「大学がほしかったら、幸福実現党をつぶせ」ということなので、大学不認可問題の本質は、「幸福実現党の解党」問題なのだとも指摘した。

こうした不誠実で道徳性に欠けた魂の傾向性を持っているならば、安倍首相にとっても、下村大臣は要注意人物になりうるかもしれない。

国民から信頼されない人物を閣僚に置いておくことは、安倍政権の足を引っ張ることになりかねず、得策とは言えないだろう。

なお、本収録では他にも、以下のような点について触れられている。

  • 政治家は、なぜ宗教団体に入信するのか
  • 下村文科相が、幸福実現党職員に守護霊霊言の「出版差し止め」を要請した理由
  • なぜ、文科省は正当な宗教活動を「脅し」と言い張るのか
  • 永田町の論理と大学設置認可との関係
  • 許認可行政と天下りとの関係
  • 下村氏の“資本主義"と、本来の資本主義との違いとは
  • アベノミクスの「闇の部分」とは何か

「霊言現象」とは、あの世の霊存在の言葉を語り下ろす現象のこと。これは高度な悟りを開いた者に特有のものであり、「霊媒現象」(トランス状態になって意識を失い、霊が一方的にしゃべる現象)とは異なる。また、外国人の霊の霊言には、霊言現象を行う者の言語中枢から、必要な言葉を選び出し、日本語で語ることも可能である。

詳しくは⇒⇒⇒
大川隆法のスーパー霊能力 「霊言」とは何か

ここに紹介したのは霊言のごく一部です。詳しくは幸福の科学の施設で、ぜひご覧ください(下記参照)。

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