第二次安倍政権は、集団的自衛権の行使容認など、国防強化を進めてきました。民主党政権時代に比べれば、国民が安心できる国防政策をとっていると言えますが、安心できない事態も起きています。

基地移設反対派の沖縄県知事を誕生させてしまった

今年11月に行われた沖縄知事選で、自民党は米軍普天間基地の辺野古移設推進を公約に掲げる仲井眞弘多候補を支持したものの、移設反対派の翁長雄志候補が、仲井眞候補に10万票の差をつけて当選しました。

沖縄は日本の国防の要衝であり、この地に米軍基地があることで、尖閣諸島沖で領海侵犯を繰り返すなど覇権を強める中国も勝手なことができません。また、すでに日米間で決まっている基地移設を滞らせることは、日本の国防において大きなマイナスとなります。

自民党が国防政策を進める中で、重要な沖縄の地においてこのような事態が起こった背景には、自民党が有権者を失望させてきた流れがあります。