人生成功の鍵は目標を視覚化し、潜在意識を使いこなすことだという、CNNで取り上げられたコラム記事が興味深い。

記事では、潜在意識の活用法として、「ゴールマッピング」が紹介されている。ゴールマッピングとは、言葉や絵を使って目標設定することで、全脳を活性化し、目標を潜在意識に深くプログラミングする方法論。マイクロソフトやコカコーラなどの大手企業の研修にも取り入られており、世界中から高い評価を受けているという。

ゴールマッピング開発者のブライアン・メーン氏は、「目標設定は、人間が持ちうる最も強力なスキル」「鍵となるのは、潜在意識を使いこなすことで、潜在意識はパーソナルナビや衛星測位システムのようなもの」と語っている。さらに、表面意識と潜在意識の関係について、表面意識がコンピュータのスクリーンならば、潜在意識は映像を流す内部プログラムのようなものと説明している(同記事)。

メーン氏が語るように、成功を収めていく上で目標設定は重要だ。

京セラの稲盛和夫氏は、松下幸之助氏の「思わないと実現しない」という言葉にヒントを得て、当時創業して間もなかった京セラを大企業へと成長させた。また、メジャーリーガーのイチロー選手は、小学生時代の作文からプロ野球選手になることを確信していたことが感じられる。このように、多くの成功者は目標設定をし、思いの力を使っているという共通点がある。

大川隆法・幸福の科学総裁は、著書『未来の法』(幸福の科学出版刊)で、この思いの力について、以下のように述べている。

「『理想像を繰り返し心に描く力がある』ということは、『理想像を実現するだけの才能がある』ということを意味するのです」「心に繰り返し描く理想像というものが、実は、人生の目的地であり、目標なのです」

さらに、大川総裁はリーダーとして大きな成功を収めていく上での心構えについて、次のように語っている。

「出発点においては、リーダーになるために自己を磨かなければいけないのですが、途中から、多くの人の力を結集できる人物に変わっていかなければなりません」「挫折や失敗をして苦しんでいる人を慰め、励まし、勇気を鼓舞する人間にならなければいけないのです」

人間は誰しも使命を持ってこの世に生まれており、心の中からふつふつと湧いてくる思いが使命と深く関係している。その使命を果たしていくには、積極的に目標を明確化すると同時に、その目標が心の中から湧いてくる理想像と一致するかどうか、常に点検する必要がある。そして、より大きな成功をめざすならば、自己を磨くだけではなく、多くの人を生かそうとする利他の精神が重要だ。(冨)

【関連書籍】

幸福の科学出版 『未来の法』 大川隆法著

http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=862

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2013年2月号記事 『未来の法』特集 - 10年で夢をかなえる 不可能を可能にする「思いの力」

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2012年2月号記事 幸・不幸を分ける「心の法則」 Part1

http://the-liberty.com/article.php?item_id=3574