カナダの大学シンポジウムで"宇宙人はいるか?"対決 どっちを信じる?

 

カナダでも指折りの大学、マギル大学が、10月6、7日「Are we alone?」をテーマに科学シンポジウムを開催した。「Are we alone?」(我々は宇宙で独りぼっちなのだろうか?)は、宇宙の生命体探査の決まり文句だが、このシンポでは、宇宙の生命体の中でも特に知的生命体、つまり宇宙人の存在について肯定派と否定派の立場から、それぞれ著名な科学者が熱弁をふるった。

 

肯定派としては、映画「コンタクト」でベガ星に行った女性科学者のモデルとなったジル・ターター博士が、電波望遠鏡を使ったSETI(地球外知的生命体探査)の最新情報について語った。博士は、宇宙人の存在は、地球人に未熟なテクノロジーで地球を破壊せずにすむという希望を与えるのだという。

 

一方で、超常現象や疑似科学を批判する科学誌Skeptical Inquiryのジョー・ニッケル博士は、UFOについて否定的立場から語った。「大きすぎる脳と退化した体というETは、我々自身の未来の姿の投影」といい、エイリアンが作ったと言われるクロップサークルを彼自身が実際に再現した写真を見せた。また、エイリアン・アブダクションは睡眠麻痺が見せる幻覚ともいう。

 

他にも、シンポでは、生物の存在している可能性のある太陽系外の惑星探査や、火星の居住可能性についても発表があった。

 

このシンポの司会者のジョー・シュワルツ教授は、UFOなどの疑似科学に批判的な立場で、シンポの締めくくりも同じく批判的立場のニッケル博士だったため、批判的な空気で終わったのかもしれない。マギル・デイリー紙は、ノーベル物理学賞受賞のリチャード・フェインマン博士のような著名な科学者も、UFOの飛来を否定したが、1000億を超える銀河を内包する宇宙の広大無辺さゆえに、「コンタクト」の作者でもある著名なカール・セーガンは宇宙人の存在を信じたのだと指摘している。宇宙人そのものの存在や高度なテクノロジーで地球へ飛来している可能性も完全に否定はできないということだ。

 

11月28日には文科省が「宇宙での生命探査」のテーマで、サイエンスカフェを開催する予定だ。宇宙生物学の宇宙生命探査には、地球外の微生物・化石だけでなく地球外知的生命体も対象になっている。可能性があるからこそ学問の領域にも入っており、宇宙人の飛来を完全に否定することはできないはずだ。(純)

 

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2011年7月号記事 地球人の常識を揺さぶる宇宙関連ニュースが続く "Newsダイジェスト"

http://the-liberty.com/article.php?item_id=2034

 

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