スピリチュアル客観分析

怒り、責任逃れ、憲法違反

5カ月に渡る下村博文守護霊霊言に見るこれだけの共通点

「文部科学大臣 下村博文のスピリチュアル客観分析―科学的実証精神を目指して―」

2014年10月31日収録

幸福の科学大学の開学を「不可」と判定し、その根拠を「霊言については、科学的合理性が立証できていない」とする答申を出した文部科学省の大学設置・学校法人審議会。だが、霊言現象を否定すればキリスト教、仏教、イスラム教はいずれも学問性がないことになってしまう。この深刻な「信教の自由」「学問の自由」の侵害行為に対して、大川隆法・幸福の科学総裁は導師兼審神者として、6人のスピリチュアル・エキスパート(いわゆるチャネラー)に順番に下村博文・文科相の守護霊を入れて霊言を行わせた。霊言現象を客観的かつ実証性、再現性のあるかたちで公開することによって、その学問性を証明すると同時に、「不可」という結論に至った下村氏の本心に迫った。

今回の答申は「政治判断だった」を検証する

先般、大学設置審議会の責任者である桜美林大学総長の佐藤東洋士氏の守護霊霊言が収録された。佐藤氏の守護霊は、「審議会は幸福の科学大学の開学を認可する方針だった」「実際の答申は下村大臣の考えによって出されたものだった」「下村大臣は自身の霊言本を出版されたことへの私怨を抱いている」「安倍政権へのマスコミ批判を避けるための『政治判断』だった」ことなどを赤裸々に語った。

佐藤氏守護霊はさらに、この答申は下村氏個人の判断ではなく、安倍晋三首相の判断も加わっていることを示唆した。問題の重要度からして、大川総裁は当事者である下村大臣の守護霊を招霊して、その検証を行うことにした。

また、「霊言は科学的合理性が証明されていない」という見方の発信元は下村氏だと思われることから、今回は6人のスピリチュアル・エキスパートに下村氏守護霊を入れて語らせることとなった。その主張する内容を見て、個性や考え方の筋が一貫しているか否かを検証することは、客観的かつ再現性のある試みであり、学問的にも分析可能な科学的アプローチと言える。

「安倍政権の安定が第一優先」だった

6人のスピリチュアル・エキスパートを通して、下村氏守護霊が語った概要を追っていく。

1人目のスピリチュアル・エキスパートに入った下村氏守護霊はまず、6月と8月に自身の守護霊霊言が発刊されたことは名誉毀損だと怒りを露わにした。そして、審議会責任者の佐藤氏に関して 「飼い犬に噛まれるとはこのことだ」 と発言。答申の内容は審議会が作ったものであり、責任はあくまでも審議会にあると主張した。

さらに、幸福の科学の霊言が学問的ではないという根拠として、おもに大川総裁が一人で行っていることを挙げ、 「誰がやっても、だいたい同じような結果が出ることが、基本的な実証になる」 と豪語した。

安倍政権については、「政治とカネ」の問題で追及される苦しい状況にあることを述べ、 「安倍政権を安定させることが第一優先順位」 だと強調。今回の幸福の科学大学への答申も、その流れの中にあったことを示唆した。

2人目のスピリチュアル・エキスパートのケースでも、下村氏守護霊は自身の守護霊霊言を出されたことについて 「頭に来ましたよ(中略)。本屋に並んでるのも腹立った」 と繰り返し抗議した。

そして、今回の不認可の背景には、沖縄知事選を巡って、政権内でバーター取引があったことを明かし、下村大臣に対して「不可」の答申を出すよう直接指示した人物についても発言。この人物から下村氏に対して、具体的に何の見返りがあったかについても言及した。

佐藤氏守護霊が語った通り、今回の答申は「政治判断」であったことが、下村氏守護霊の発言から裏取りされた。

続いて、3人目のスピリチュアル・エキスパートに入った下村氏守護霊は、 「霊言で学校が建つわけがない」 と述べ、今回の答申にあった「霊言が根底にある教育課程は大学教育において認められない」という見解と一致する考えを示した。

下村氏守護霊はさらに、審議会の方針は「認可」だったのではないかとの問いに対して 「そうですね」 と回答。 「認可したら、私が(マスコミから)叩かれるでしょう」 と開き直り、審議会は責任逃れするための隠れ蓑であることを認めた。ここでも下村氏守護霊は、安倍政権が危機にあることを挙げ、今回の答申は政局が絡んでいたと説明した。

「科学的実証」に戸惑う下村氏守護霊

スピリチュアル・エキスパート4人目では、下村氏守護霊は質問者に対して 「その上から目線が本当にムカつく」 と反発。既刊の霊言の内容に異議を唱え、もっと下村氏を偉大な人物として持ち上げるべきだったと不満を吐露した。

そして、幸福の科学大学は予定地の千葉で塾として始めればいいと述べ、認可してほしければ頭を下げて、大臣の股くぐりをすればよかったのだと言い放った。

さらに、今回の答申は「信教の自由」を無視した憲法違反であることを指摘すると、 「今の世の中、民主主義の社会なんです。だから、世論が決めるってことなんです」 と反論し、基本的人権は多数の世論の上でのみ保障されるかのような見解を述べた。

下村氏守護霊は、5人目のスピリチュアル・エキスパートの口を通して、安倍政権をいかに長期化させるかが大事であると力説。 「(幸福の科学大学を認可しても)票にならない。金にならない」 と本音を語り、沖縄知事選の政治的な駆け引きについてさらなる真相を明らかにした。

最後6人目のスピリチュアル・エキスパートに入った下村氏守護霊は、 「こんな何人も霊媒を使って科学的に調べるのはまずい」 と懸念を示し始めた。霊言ができる人物が複数いること、公の場で順番に行うのは学問的スタンスであることなどに動揺し、「実証性がない」という答申の根拠が崩れることを危惧した。

そもそも、大学設置の審議は建物や設置趣旨、教員、事業計画などの形式を審査するものであり、教える学問の内容そのものに踏み込むのは「学問の自由」に抵触している。霊言が学問的か否かを判定するとなれば、さらに「信教の自由」も侵害することになる。この点について、下村氏守護霊は 「大学は文科省のもとにあるんです。私学といっても、文科省の補助金である私学助成金が出ている」 と述べ、助成金を根拠にして内容にまで踏み込むことを暗に正当化した。

そして、今回の答申は政治判断だったことを繰り返し弁明。 「菅さんも怪しい。私一人のせいにしてはいけないでしょう」 と政権への不信感を語った。

6人のスペシャル・エキスパートは年齢や性別もそれぞれだった。そのため、話し方などに多少の違いはあったが、下村氏守護霊の発言には一貫性が明確に見て取れた。

霊言を出されたことへの怨みや審議会を隠れ蓑にしていること、マスコミ批判に対する自己保身、本人しか知り得ない政治的判断の裏側などについて、それぞれのスピリチュアル・エキスパートの口から繰り返し証言が取れた。上記以外にも、質問者の様々な投げかけに対する反応の仕方や考え方の筋など、同一人物であることを実証するには十分な発言内容だった。

過去の霊言から人格の一致を検証

さらに指摘しておくべきは、6月と8月に収録された下村氏守護霊の霊言と、今回の霊言には考え方の傾向性が重なる部分が数多くあったことだ。主なものを以下に列挙する。

「『幸福の科学大学をつくった』っていったら、ほかのところ、マスコミやほかの宗教、ほかの政党、いろんなところから攻め込まれますからね」

「日本にはねえ、民営の大学なんて、一つもないんですよ。全部、国営なんです(中略)。補助金漬けでコントロールしてるんですから」

「政治家の責任を回避するために審議会はある」

「宗教は、票だけ集めてくれて、政治家を尊敬してくれるのがいちばんいいんです。あとは、献金してくれてもいい」

「(大学を認可するには)世間の信認を得なければいけないんです」

「どうぞ、私塾でやってくださいよ」

「霊界があるとか、霊がいるとかいうようなことは、学問的には認められてないんですよ」

「『下村さんを総理大臣に』っていう運動をやらんで、どうすんだ」

「おまえらは、威張ってるし、上から目線だから嫌いだって言ってるでしょう」

(いずれも『文部科学大臣 下村博文守護霊インタビュー』より)

「マスコミからも脚光を浴びるのは、もう分かってるから、この段階で出すことが、今、政権にとって有利かどうかっていうのは、微妙に計算はあるわなあ」

「最終判断は、そらあ、安倍総理だろうね」

「アンケートを、例えば、世論調査みたいな感じで取ったとして、『それで、賛成する人がどのぐらい出るだろうか』というような、『読み』みたいなものはあるわけよ」

(いずれも『文部科学大臣 下村博文守護霊インタビュー(2)』)

下村氏守護霊の霊言は、数カ月のスパンで何度も収録されてきた。霊言を行う人物も質問者も複数人に及んだが、ここまでの内容を見れば、いかにその主張や個性が統一されているかが分かる。

霊言には、「科学的合理性がない、実証性がない」とする今回の答申は、やはり撤回されるべきだ。

「助成金は国家規模による買収」

一連の下村氏守護霊の霊言を通して改めて浮き彫りになったことは、日本の高等教育が文科省によって一元管理されていることだ。

下村氏守護霊の霊言では、文科省が補助金を出している以上、私立大学であっても管理下に置かれるのは当然という趣旨の発言が繰り返された。

だが、国民には本来、自分が望む教育を受ける権利が憲法で保障されている。大学設置に際して、教える学問の内容にまで役人が指示を出し、その通りに訂正しなければ認可されないならば、「学問の自由」は文科省にしか許されていないことになる。ましてや、その内容が「霊言」という宗教の教義を否定するものであるならば、文科省は「信教の自由」をも管理下に置いていることにならないか。

下村氏守護霊はさらに、「認可すべきか否かは世論を見て判断する」という趣旨のことも語っている。世論調査のようなものをしたとして、幸福の科学大学に賛成する人が半数を超えるかどうかを基準にするのが民主主義だというが、明らかに憲法の精神に反している。

民主主義においては、思想・信条の自由に基づいて、少数派の意見が弾圧されないことが不可欠だ。学問の自由に関しても、私立大学はそもそも、様々な教育のニーズに応えるために創られるものだ。

宗教系大学である創価大学や天理大学は、開学に当たって国民の過半数の賛同を得たのだろうか。日本ではキリスト教徒は国民の1%に満たないとされているが、キリスト教系の大学は全国に何十校も存在している。カトリックとプロテスタントを始めとして、多様な宗派に分かれてそれぞれが大学を所有している。これらはすべて、国民の過半数の賛同を得たのだろうか。

今回の幸福の科学大学に対する答申は、下村氏守護霊が言う通り「政治判断」によるものであり、ご都合主義と言わざるを得ない。まさしく、日本の教育が国家権力によって恣意的に運営され、一元管理されていることの証明と言える。

「世論で判断」という下村氏守護霊の発言は、政治家としての適性を著しく欠く発言である。だが、同氏守護霊が同様のことを6月と8月の霊言でも繰り返し述べていたことは、霊言の真実性を証明する意味でも注目に値する。

大川総裁は霊言の終盤、下村氏守護霊に対して 「全部に口出ししたいから文科省は助成金を出しているですよ」「巨大な買収ですよ。国家規模による国民買収をやろうとしている」 と指摘し、その思想的な間違いを明らかにした。

今、日本では国民の「学問の自由」よりも、一政権の延命が優先される政治が行われている。日本はこのままでは、安倍政権によって国民が一元管理される国家社会主義への道を歩むことになるだろう。

ここに紹介したのはスピリチュアル客観分析のごく一部です。詳しくは幸福の科学の施設で、ぜひご覧ください(下記参照)。

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