戦後の平和主義や核廃絶を訴える運動の理論的支柱であった東京大学名誉教授の坂本義和氏が2日、逝去した。7日付各紙が報じた。

坂本氏は1959年、自身の戦争体験をもとに、日本の中立化と国連警察軍による日本駐留を提言したことで脚光を浴びた人物。「原爆の被害を受けた日本こそが、核の廃絶を主導すべき」として、国際平和研究学会の事務局長を務めるなど、平和主義を国内外に訴えた。

同氏の主張は左翼的との評価があるが、韓国の李明博前大統領による天皇の謝罪要求に対して、「私も敬愛を惜しまない現天皇について、あまりに無知であり、恥ずべきである」(2012年9月8日付東京新聞)と韓国側を批判するなど、保守的な一面ものぞかせる。

坂本氏の思想は一体、どのようなものなのか。幸福の科学グループ・大川隆法総裁は2012年9月、坂本氏の守護霊を呼び、同氏が持つ思想を追及していた。

坂本氏の守護霊は、「(日本は)先の戦争で、あれだけ悪さをしたわけであるからして、本来、300年ぐらいは植民地として支配され、謝罪を続けてもいいのではないか」と語り、自虐史観を根底に持っていることが判明。李氏による謝罪要求についても、「(李氏は)正しい行為をした。(慰安婦に)お金を出して、首相からも謝罪したら、それで済む」として、謝罪外交を続けることが平和国家の証明に繋がると考えていることが分かった。

しかし、本誌・本欄でも再三にわたって述べているが、先の大戦はアジアを解放するための「聖戦」であって、日本が侵略したわけではない。その意味では、坂本氏の主張は間違ったものであると言わざるを得ない。

左翼思想のリーダー的存在と言えば、他にも、社会党委員長であった土井たか子氏が、ほぼ同時期の先月20日に亡くなっている。実は、大川総裁は、死後12日が経過した土井氏の霊の霊言も収録しており、その内容が順次書店で発刊されている。

護憲派学者・坂本氏と左翼運動家・土井氏の逝去は、思想的な転換が起こりつつある今の時代を象徴していると言えるだろう。「日本が侵略国家であった」という濡れ衣を晴らすまで、日本は先の大戦の本当の意義を世界に伝え続けなければならない。(山本慧)

【関連書籍】

幸福の科学出版 『従軍慰安婦問題と南京大虐殺は本当か?―左翼の源流 vs. E.ケイシ―・リーディング』(坂本義和氏の守護霊インタビューを収録) 大川隆法著

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幸福の科学出版 『元社会党委員長・土井たか子の霊言―死後12日目の緊急インタビュー』 大川隆法著

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