2014年11月号記事

法話抜粋レポート

知的生活者こそ社会主義の防波堤

「『比較幸福学』入門 ─知的生活という名の幸福─」

9月2日 幸福の科学総合本部

「ソクラテスの幸福論」や「孔子の幸福論」「仏教的幸福論」「日本神道的幸福論」など、幸福の科学大学の講義を念頭に数多くの幸福論を説いてきた大川総裁は、一段階目のまとめとして、「『比較幸福学』入門」と題した法話を行った。

知的生活者は精神的な幸福を求めた

幸福と成功は互いに重なる面もあるが、完全に一致するものではない。幸福の科学においても「幸福学」と「成功学」の両方がある。大川総裁は、本人がこの世で事業的に成功し、財産や社会的地位を築き、そのノウハウを公開したものが「成功学」であると解説。

一方、「幸福学」を説いた人は、生前に経済的成功を得たわけではなく、その名声も死後に与えられるケースが多かったことを踏まえ、 「一般的には、幸福論を説いている人は『知的生活者』が多いのです」 と述べ、知的生活者は「精神的な幸福」を中心に求めていると分析した。

大川総裁は次に、知的生活と不可分の関係にある「自助論」に言及。一部のエリートのみを養成する社会は、次第に社会主義的になり、「自助の精神」を失っていくと指摘した。

「『自助論の精神』は、国民の富の総量を上げるためには非常に大事な考えなのです」

戦後、活力を失ったイギリスを例に挙げ、知的生活の伝統を守ることは、社会全体の富を増やすことにもなると明示した。

さらに、評論家の渡部昇一氏の『知的生活の方法』に触れつつ、「三大幸福論」のカール・ヒルティやアラン、哲学者のエピクテトス、マルクス・アウレリウス、カント、ショーペンハウエルなどの「幸福論」を縦横無尽に比較分析。知的な思索の結晶が、社会に影響を与える喜びを語った。

日本人は言論の自由の下、知的生活を送れる幸福を、見直してみる必要があるだろう。

ここに紹介したのは法話のごく一部です。詳しくは幸福の科学の施設で、ぜひご覧ください(下記参照)。

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