米映画芸術科学アカデミーは28日、「アカデミー賞名誉賞」を、アニメ映画監督の宮崎駿氏に贈ると発表した。

「名誉賞」は、生涯を通じた映画への貢献に対して贈られる特別賞。宮崎氏は、黒沢明監督に次いで2人目の日本人受賞者となった。授賞式は11月に米ハリウッドで行われる。

宮崎氏は、まさに世界的巨匠と言うべき存在だった。「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」は国内で絶大な支持を獲得。「もののけ姫」は世界からも絶賛され、「千と千尋の神隠し」はアカデミー賞長編アニメ賞を受賞した。今年の監督引退前、最後の作品であった「風立ちぬ」も、同賞にノミネートされている。

妖怪ものが多く、アニミズム的な傾向が強いことは、日本文化への誤解を生みかねない側面があるが、宮崎氏が際立った独創性を発揮し、世界を驚かせてきたのは確かだ。そのインスピレーションは、どこから得ていたのか。

創作の真相を知るため、大川隆法・幸福の科学総裁は2013年の7月、宮崎氏の守護霊を招霊。その考え方や正体に迫った。霊言の内容は、著書『「宮崎駿アニメ映画」創作の真相に迫る』(大川隆法著)に収められている。

宮崎氏の守護霊は、どのように作品を構想しているのか、という問いに対して「今は、もう大きくなったけど、昔は、夏休みになると、孫娘たちがおじいちゃんのところに遊びに来ていて、そのときに、『こういうのを見せたいな』とだいたい思いつく」と、観る側を意識していることを明かした。

しかし、そうしたマーケティング的な意識だけで、あれほど独創的な作品が作れるとは思えない。宮崎氏には、自分のアトリエで誰もいないにも関わらず「おはよう」と挨拶していた、という逸話もある。ジブリ作品に出てくる魔法使いたちのように、宮崎氏も何らかの"霊感"を駆使していたのではないか。

霊言では、宮崎氏が過去世において、中国の老荘思想や易学を学び、日本では山岳修行を行って仙術を使っていたことが分かった。同氏の作品によく出てくる山岳風景や摩訶不思議名な現象は、そうした記憶に影響を受けているようだ。

また、宮崎氏の映画を見ると、その世界観が実在するかのような感覚が沸いてくる。「天空の城ラピュタ」を見れば、雲の上に城が浮かんでいるかもしれない、と妄想してしまう。こうした臨場感を与える秘訣についても、同書の中で明らかにされている。

世界中の人々を魅了した宮崎氏の映画は、現代の"幻術"そのものなのかもしれない。(光)

【関連書籍】

幸福の科学出版 『「宮崎駿アニメ映画」創作の真相に迫る』 大川隆法著

http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1001

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