大阪市のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)にこのほど、映画「ハリー・ポッター」をテーマにした新エリアが開業した。それに合わせてハリポタ・シリーズが、テレビで放送されるなど、再び注目を集めている。

USJの新エリアのテーマは「人間界を出よう」だ。出て行く先は、「魔法界」。映画を観たり、アトラクションを楽しんだりしながら、多くの人が「こんな魔法の世界があったらおもしろい」と非日常・ファンタジーの世界を楽しむことができるという。

しかし、この「魔法の世界」は、全くのおとぎ話、空想だと言い切れるだろうか。いわゆる「天国」や「地獄」など、世間に根付いた宗教的な世界観は、なんらかの形で実在する可能性が高いと見るべきだろう。実際、ハリポタ・シリーズは、ケルトの古い宗教が下敷きになっていると言われている。

幸福の科学は、霊界の多様な次元構造や天国・地獄、霊人たちの存在を、霊言などによって証明し続けている。そして、「魔法界」が実在することも明かされている。

その風景は、映画のように少し薄気味悪く、森林や山岳地帯の風景であることが多い。また、魔女や妖怪が住み、魔法の力を競い合っている。似たような世界は日本にもある。そこには、「千と千尋の神隠し」「もののけ姫」のような世界、天狗や仙人、アニミズム、占いの世界が展開している。東西それぞれに、古くから、似たような世界観があることも、「魔法界」が存在することを示唆している。

では、その魔法界はどこに存在するのか。それは、「あの世」の世界だ。大川隆法・幸福の科学総裁は、著書『霊的世界のほんとうの話。』の中で、「霊界には、(中略)まっとうな方向で魂を伸ばして進化してきた霊たちのいる『表側の世界』と、魔法使いや仙人・天狗のいる『裏側の世界』がある」と述べている。

「あの世」には様々な世界があるが、そこに住む人たちの心が世界を創っている。優しい心、明るい心を持っている魂は、死後、お花畑や美しい世界、東西の宗教が教える「楽園」「極楽」に還る。多くの宗教が「愛」や「感謝」などの生きる道を説くのは、そのためだ。

一方、「人を驚かす」「超能力を発揮する」ことに強い興味や関心を持つ魂は死後、この「裏側」と言われる世界に還る。ここは「地獄」とは違う。地獄の住人は、人に対する悪意や敵意、憎しみなどを強く持っているが、魔法使いや妖怪世界の住人はそうではない。

ちなみに、ジブリ映画の独創的な世界観を生み出した巨匠・宮崎駿氏は、この「裏側」の世界から生まれて来ていることが分かっている。大川総裁は、昨年7月に宮崎監督の守護霊の霊言を収録し、監督の創作の秘密、驚きの「過去世」などを明かしているので、ご参照いただきたい(下記、関連書籍参照)。

小説や映画で現実離れした世界観に接したときは、「こうした世界は、あの世に存在する」ということを信じていいだろう。それと同時に、思いがその世界に通じすぎると、死んだ後、本当にそうした世界へ行ってしまう「怖さ」も知っておきたい。(光)

【関連書籍】

幸福の科学出版 『「宮崎駿アニメ映画」創作の真相に迫る』 大川隆法著

http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1001

幸福の科学出版 『霊的世界のほんとうの話。』 大川隆法著

http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=105

幸福の科学出版 『神秘学要論』 大川隆法著

http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1215

アマゾンの同書紹介ページ

http://amazon.co.jp/o/ASIN/4863955065/liberty0b-22/

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2011年12月号記事 【無料記事】「霊言」とは何か-大川隆法のスーパー霊能力

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2014年3月号本誌記事 人に過去世あり - なぜ人は生まれ変わるのか - 大川隆法・霊言シリーズの衝撃 第6回.1

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