EUが対露制裁の強化を準備

欧州連合(EU)の外相理事会はロシアに対し、エネルギー、金融、防衛など基幹産業に対する制裁を科すことで合意した。国連安全保障理事会は21日、ロシアに対し、マレーシア航空機の撃墜事件の真相究明に協力するよう決議したが、これに応じなかった場合の対応となる。

⇒マレーシア航空機の撃墜をきっかけに、これまで制裁に積極的ではなかったEU諸国もロシア制裁に加わる可能性が高まっている。プーチン大統領は、親露派に調査への協力を呼びかけるなど、事態の収束に向かって動き始めた。撃墜事件の原因究明が急がれる。

米軍普天間基地のオスプレイを佐賀空港へ移転要請

武田良太防衛副大臣が、佐賀県の古川康知事との対談で、沖縄の米軍普天間飛行場に配備されているオスプレイを佐賀空港へ移転する計画について理解を求めた。沖縄県知事選に立候補を表明した仲井真知事が求める「5年以内に普天間の運用停止」を進めることが狙いとみられる。

⇒陸上自衛隊が進めるオスプレイの佐賀空港への配備は、国防の強化策として評価できる。ただ、米軍のオスプレイ移転については、沖縄防衛を薄くする結果にならないかどうか検討する必要がある。

理研の遺伝子解析訂正 「若山研のマウス由来ではない」が否定へ?

理化学研究所が、小保方晴子ユニットリーダーが保管していたSTAP幹細胞の解析結果を一部訂正した。若山照彦・山梨大学教授の研究室のマウスと小保方氏が保管していた細胞の遺伝子の特徴が一致していないことが問題視されてきたが、今回の訂正で、小保方氏への疑惑が覆る可能性が出てきた。

⇒理研内部のアンケートで約4割が「検証実験より論文の疑義の調査を優先すべき」と答えるなどSTAP細胞の検証実験への反対意見も目立つ。しかし、小保方氏のミスは不正とは言えないレベルであり、検証実験の進展を見守るべきだ。

泉岳寺駅前に新ホテル 京急、2016年開業(日経)

山手線の品川―田町駅間の新駅建設地に近い泉岳寺駅前に、京浜急行電鉄がホテルを建設することを発表した。京急は「ビジネス客や就労人口の増加が期待できる」と判断し、2016年夏にオープン予定。東京都は今後、泉岳寺駅のホーム拡張や、当地での超高層ビル群の建設を目指す。

⇒泉岳寺駅は、2027年に開通予定のリニア新幹線のターミナル駅になる予定の品川駅にも近い。東京一極集中への批判もあるが、首都である東京の発展は、日本をもう一段発展させることだろう。泉岳寺周辺は、新たなパワースポットへと成長していきそうだ。

朝鮮人追悼碑 設置更新を不許可

群馬県高崎市の朝鮮人追悼碑をめぐり、県は設置期間更新の申請を不許可とすることを正式決定した。設置者が碑の前で行った集会で、来賓の在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の関係者が「強制連行の事実を全国に訴えたい」などと発言したことを「政治利用」と判断した。

⇒戦時中の朝鮮人は、日本人と同じように政府に徴用され、同じ賃金をもらって働いていた。「朝鮮半島から強制連行した」というのは歴史的に事実ではない。誤ったプロパガンダは放置せず、適切な打ち返しを行うべきである。(晴)

【関連書籍】

幸福の科学出版 『本多勝一の守護霊インタビュー』 大川隆法著

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幸福の科学出版 『「中日新聞」偏向報道の霊的原因を探る』 大川隆法著

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2014年7月号記事 【現地取材】韓国の反日慰霊碑で揺れる長崎・平和公園

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2014年7月号記事 この"独裁者"は天使か? 悪魔か? プーチンの正義

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