2014年8月号記事

No. 026

山口敏太郎のエックス-リポート

オカルト研究家・山口敏太郎氏が宇宙人、UFO、その他のミステリー情報を合理的、科学的、実証的、ジャーナリスティックに検証する

(やまぐち・びんたろう)

1966年、徳島市生まれ。神奈川大学経済学部卒業。作家、妖怪研究家、漫画原作者。(株)山口敏太郎タートルカンパニー代表取締役。日本通運でIT担当や営業に携わり、作家に転身。1996年、学研「ムー」のミステリーコンテストで論考「妖怪進化論」が優秀賞受賞。著書は『図説 世界の地獄案内』(笠倉出版社)、『放送禁止のヤバイ話』(ダイアプレス)など多数。TV、ラジオ出演のほか、多数のネットニュースに寄稿。真言宗信徒。メルマガ「山口敏太郎のサイバーアトランティア~世界の陰謀・オカルトの真実」配信中。 http://foomii.com/00015

筆者はここ15年ほど、全国で伝説や民話、都市伝説をもとにした町おこしに協力している。埼玉県では「妖怪伝説の観光マップ」を作り、岐阜県では「恐怖の細道」というお化け屋敷をプロデュースした。

筆者の故郷、四国・徳島県でも昨年、徳島ゆかりの幻獣が子供たちを脅かす、「幻獣屋敷」をプロデュースした。徳島出身の海野十三先生の小説に出てくるハエ男や、日本の初代・南極観測船である宗谷の松本満次船長が目撃した南極の怪物、鳴門に伝わる鬼神などが登場する。この続編を7、8月に、徳島市の東新町商店街で行うことが決まった。徳島に来られる際には、ぜひ訪問して頂きたい。

人々はいつの時代でも、妖怪や未確認生物といった怪しいものに憧れ、夢を見るものだ。そして、子供時代に怪物の伝説に心躍らせた人ほど、大人になったときに現実的で合理的な発想が身につけられると考えている。