すでに20年以上も続いている、NHK「クローズアップ現代」。雇用や教育、環境、女性の生き方などの社会問題や、国際関係、政治・経済の硬派な内容、最近のトレンドやスポーツなど、幅広いテーマを扱ってきた、NHKの看板番組のひとつだ。

だが、学校現場における国旗掲揚を「強制的」だとして否定的に報じるなど、左翼的と称されるNHKのスタンスを体現した番組であるとの指摘もある。特に、1989年に中国で起きた「天安門事件」を扱った時には大きな波紋を呼んだ。天安門事件では、民主化・自由化を求める学生たちを中心とする一般市民らが、人民解放軍によって虐殺された。戦車でひき殺され、血を流して倒れている若者たちの凄惨な写真や映像が複数残っているにもかかわらず、事件から5年後に報道された同番組では、一部のテレビ映像と証言だけで、「天安門広場において、虐殺は無かった」と結論付けたのだ。

籾井勝人NHK新会長が、「(日韓の慰安婦問題は)日韓基本条約で国際的に解決している」「尖閣や竹島をめぐる領土問題で、明確に日本の立場を主張するのは当然のことだ」という当たり前のことを述べただけでバッシングされるほど、今までのNHKは中国や韓国の立場に配慮しすぎていた。

看板番組である「クローズアップ現代」が、どんな哲学・思想で作られているのかを探ることは、今後のNHK改革に大きく資するのではないか。

そこで、幸福の科学グループの大川隆法総裁は、同番組のキャスターを務める国谷裕子氏の守護霊を招霊し、どんな考え方を持っているのかを尋ねた。

その内容を収めたのが、25日から全国書店で発売される『クローズアップ国谷裕子キャスター~NHKの"看板"を霊査する』だ。

本書では、NHKの偏向報道を象徴する放送内容について、国谷氏守護霊がどのように考えているかが明らかになる。

どうやら、国谷氏の潜在意識は、民主党の鳩山由紀夫元首相が打ち出した中国との融和的な政策や、貧困層へのバラマキ政策に対して、深く共鳴するものがあるようだ。一方で、現在の安倍政権に対する本音も語られる。

さらには、そのような思想傾向を形作ってきた過去世も明かされている。過去世においても、戦争に反対する“言論活動"を行っていたようで、その過去世を知れば、現在の国谷氏のスタンスにも納得がいくだろう。

避けられる戦争はもちろん避けるべきだが、自由を抑圧されることが明らかなら、あえて戦わざるを得ないこともある。マスコミの役割とは何か、正義とは何かについて、考えさせられる一書だ。

【関連書籍】

幸福の科学出版 『クローズアップ国谷裕子キャスター~NHKの"看板"を霊査する』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1107

同書アマゾンページ

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