2014年3月号記事

The Liberty Opinion 1

名護市長選2つの教訓
地方主権と自公連立の危うさ

沖縄県名護市長選が1月19日に行われ、現職の稲嶺進氏が再選した。今回は、同市辺野古区への米軍普天間飛行場の移設をめぐって市を二分する選挙戦となり、当選後、稲嶺氏は「辺野古移設は白紙にして、県外・国外(移設)に戻す」「市民の生命・財産を守る責務がある」などと話した。

だが同飛行場については、1996年に日米両政府の間で、「県内移設」を条件に合意。昨年12月には、仲井真弘多・県知事が辺野古沿岸部の埋め立てを承認し、すでに移設問題は決着がついている。