2014年3月号記事

The Liberty Opinion 3

首相の靖国参拝は当然
英霊たちの名誉回復を

安倍晋三首相は昨年末、靖国神社を参拝した。政権発足から1年の節目に、祖国を守るために命を賭した英霊に、「二度と再び戦争の惨禍に人々が苦しむことのない時代を作る決意」を伝えた。

現職首相としては約7年ぶりの参拝に、中国と韓国の両政府は、「国際秩序への挑戦」などと反発し、同盟国のアメリカまで、「失望している」と異例の声明を発表した。しかし、中韓はその後、日本を揺さぶるための具体的な一手を打てないでいる。

そもそも、A級戦犯が合祀されたのは1978年だが、中韓はそれ以降もしばらく、歴代首相の参拝に抗議などしてこなかった。今のような批判を展開するようになったのは、85年に朝日新聞が、当時の中曽根康弘首相の参拝をくり返し批判するようになってからだ。

つまり、「靖国問題」は、日本の左翼マスコミが作り上げ、中韓がそれを外交カードとして利用してきたという構図なのだ。