反日批判を展開する韓国政府は、慰安婦の漫画を作成し、世界にアピールする計画を進めている。だが、この批判に対して、「従軍慰安婦は戦後の作り話」「強制連行はなかった」などと打ち返す運動を起こしているのが日本の市民団体「論破プロジェクト」(藤井実彦・実行委員長)である。

同プロジェクトの動きは、中国メディアも注目しており、その紹介記事「韓国の慰安婦漫画に憤慨、日本の社長が“倍返し"で対抗」が、Yahoo! ニュース日本版の国際アクセスランキング記事で、3位にランクインするなど注目を集めている。

( http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131103-00000018-xinhua-cn )

記事などによると、韓国政府は8月、来年1月に開かれるフランスのアングレーム国際漫画フェスティバルに、「旧日本軍の従軍慰安婦」問題を題材とした漫画を50本出展すると発表した。

だが、これに憤った藤井氏は、「論破プロジェクト」を立ち上げ、従軍慰安婦が戦後に作られた話であることや、強制連行がなかったことなど、歴史的な事実を100作品の漫画にして同フェスティバルに出品、反論することを決意した。11月中には、まず1作目となる「The J Facts」をフランスで出版する予定だ。

同プロジェクトの藤井委員長は、本誌の取材に対し、プロジェクトのコンセプトについて「日本の正しい史実や歴史観を、世界に向かって発信すること」と話している。

韓国や中国は、自国に有利なウソの歴史を作り上げて、「日本悪玉論」を世界各国で広げようとしている。これに対して、日本政府は、「賠償は終わっている」などと、まるで従軍慰安婦の存在を認めるかのような発信に終始するばかりで、効果的な反論を展開できていない。

その意味では、正しい歴史観を積極的に世界に発信しようとする「論破プロジェクト」の活動は、日本政府に先駆けた活動とも言え、今後の展開が見逃せない。(晴)

【関連書籍】

幸福の科学出版 『神に誓って「従軍慰安婦」は実在したか』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=957

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2013年12月号記事 韓国の慰安婦漫画に日本から「倍返し」 「論破プロジェクト」始動! 論破プロジェクト 実行委員長 藤井実彦氏インタビュー

http://the-liberty.com/article.php?item_id=6820

2013年10月31日付本欄 反日漫画に対抗する「論破プロジェクト」がフランス国際漫画フェスティバルに出品

http://the-liberty.com/article.php?item_id=6867