東京オリンピックの開催決定で、リニアの早期開通が期待されている。実際に、オリンピックまでに開通できるかどうかはともかく、気になるのは、その経済効果だ。

三菱UFJリサーチ&コンサルティングの加藤義人主席研究員の試算によると、大阪まで整備された場合で、2050年の経済効果は16.8兆円だという(2045年開通の場合)。

約9兆円の投資(建設費用)に対して、約17兆円のバックがあるというわけだ。

試算では「時間短縮効果」も考慮しているという。おそらく、計算で確認できる範囲としては、17兆円程度ということなのだろう。

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