韓国における解放記念日「光復節」(今月15日)を前に、反日キャンペーンが激しくなってきている。

  • 韓国野党・民主党代表の金ハンギル氏が13日、島根県・竹島に上陸。日本の軍国主義批判と「独島」が「韓国領」であることをアピールした。また、同党から4人が15日に靖国神社を訪問し「安倍政権の右傾化への遺憾の意」声明を発表する予定であることがわかった。(14日付各紙)
  • 韓国の元慰安婦12人が13日、日本政府に対し一人当たり1億ウォン(日本円で880万円)の損害賠償を要求する調停をソウル中央地裁に申請した。元慰安婦が日本政府に損害賠償を要求するのは韓国の裁判所では初めてだという。(14日付各紙)
  • 韓国海軍は13日、巡航ミサイルなどを搭載した潜水艦「金佐鎮」の進水式を行った。「金佐鎮」の名前の由来は日本軍と戦った抗日運動家であり、「独立有功者」として韓国内では英雄視されている。(13日付MSN産経ニュース)

はっきり言って異常だと言わざるを得ない。韓国は国境を接した北朝鮮と「休戦中」だが、北朝鮮の強硬姿勢によって実質的に戦時でもある。また、北朝鮮の奥には一党独裁の軍事大国である中国も控えている。つまり全面に敵を抱えているのに、さらに日本という敵を自ら作っているのだ。

また「反日」という国是が、国家を守るための軍事をも歪めている。本来ならば韓国は陸軍国であり、仮想敵である北朝鮮を意識するならば、戦車などの陸上兵器を強化するのが当たり前だ。北朝鮮もまた陸軍国であり、海軍の規模は小さく大型艦艇も持っていない。それなのに前述のように大型の潜水艦を建造したり規模に見合わないイージス艦を保有したりしている。

また最近では、戦闘機などの航続距離を伸ばすために空中給油機も導入しようとしているようだ。北朝鮮まで飛んで行くなら空中給油機はいらない。このような動きから、「韓国の仮想敵は日本である」と見ている自衛官は少なくない。

一時期は韓流ブームなどを演出して日本との友好を進めようとしていたが、これだけ露骨に反日キャンペーンをすれば、日本で嫌韓ムードが高まるのは当たり前だ。その結果が韓国への観光客の激減、韓国経済への深刻な影響である。

自分の手で自国を危機に陥らせる韓国は、「反日」を続ければ、「北朝鮮による半島統一」という最悪の未来が来ることを知らねばならないだろう。(悠)

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