参院選投開票日に生放送された、テレビ東京系の「池上彰の参院選ライブ」に対する評判が、選挙後、雑誌やネットなどで取り沙汰されている。「タブーに踏み込んだ」などの点が評価されている。

4時間の生放送だったこの番組は、在京民放各局の選挙特番の中では、唯一、平均視聴率「10%超え」を達成。その要因は、何と言っても時事問題や社会問題を分かりやすく説明することに関しては右に出る者がいない、ジャーナリストの池上彰氏の出演に尽きるだろう。

メインキャスターを務めた池上氏は、堅苦しい選挙特番とは異なり、候補者たちに対して、視聴者目線で、歯に衣着せぬ質問を浴びせた。特に際立っていたのが、公明党の佐々木さやか候補(神奈川選挙区)に対するものだ。「公明党を応援することが、創価学会の人にとっての宗教活動、功徳を積むことになるんですか?」「創価大学のご卒業ですよね? ご本人も創価学会員なんですか?」

こうした姿勢が視聴者の心とらえたのか、放送以降、様々な媒体で評判になった。「テレ東・池上彰の選挙特番視聴率10%超え 民放特番で圧勝」(ネットニュース「オリコンスタイル」7月22日付)/「『宗教と政治』タブーも容赦なし 池上彰の選挙特番に大喝采」(「日刊ゲンダイ」ネット版7月23日付)/「民放トップの超高視聴率を叩き出した 池上彰さん選挙特番の『タブーなき質問』」(「週刊ポスト」8月9日号)

確かに、創価学会と公明党の関係について質問する辺りは、既存のテレビ業界では「タブー」かもしれない。だが選挙報道を含め、大手のテレビや新聞がこれまで宗教についてほとんど触れてこなかったこと自体がおかしい。

立党以来、「宗教政党」を前面に出して戦う幸福実現党は、今回の参院選でも自民党とともに全選挙区に候補者を擁立したが、多くのマスコミが限りなく小さく扱ったり、“丁寧に"無視し続けた。だが、池上氏の番組が当たった背景には、今までマスコミが伝えてこなかったことや隠してきた情報そのものが、実は、視聴者や読者にとっての「知りたいこと」だったという事実があるのではないか。

実は選挙期間中、池上氏以上の"タブー"を犯していたのが、幸福実現党だったことはご存じだろうか。大川隆法・幸福実現党総裁は、政治家やキャスターなどの守護霊を次々と呼んで霊言をおこなった。7月9日には池上氏の守護霊を呼び、その際に、氏の守護霊はこう語っていた。

「それぞれの宗教には、『どこに触れられると、突如、怒り始めるか分からない』部分がたくさんあるので、マスコミが、みんな宗教ネタを怖がってるのは、実は、タブーが分からないからなんですよ。『うちは、これを言われたら、虎の尾を踏むことになりますよ』という部分が、一般には分からないんですよね」(『池上彰の政界万華鏡 ―幸福実現党の生き筋とは―』大川隆法著)

この霊言は、翌日10日に全国の「幸福の科学」の支部などで公開が始まり、18日には書籍となって書店発売が始まっている。この日程を考えると、21日の選挙特番における池上氏の活躍ぶりには、この霊言の“後押し"があったと言えるかもしれない。いずれにしても既存マスコミは、宗教をタブーとせず、真剣に向き合うべきだ。(格)

【関連書籍】

幸福の科学出版 『池上彰の政界万華鏡』大川隆法著

http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=986

アマゾンの同書紹介ページ

http://amazon.co.jp/o/ASIN/4863953615/liberty0b-22/

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