先月イギリスがUFOに関する機密書類をすべて公開し、UFOデスクを閉鎖すると決定したことは本欄で紹介した(6月21日付)が、イギリス政府の決定には裏があるとUFO研究家が訴えている。

イギリスのUFOデスク閉鎖については、この「50年あまりUFOは国防上の脅威ではなかったから」とイギリス政府は説明している。しかし、「本当は違っていて、政府は情報操作をしている」と、UFOと核兵器の関係を専門に調査しているロバート・ヘイスティングス氏が自らのサイトで挑発的なコメントをしている。

ヘイスティングス氏は、核兵器貯蔵庫周辺で活動するUFOを調査してきた人物。

同氏によると、イギリスでは、UFOが西ヨーロッパ最大の空軍基地の核兵器貯蔵庫にビーム照射した後に、その核兵器がアメリカ、ニューメキシコのカートランド基地に運びこまれるという事件があったという。

UFOが核兵器に干渉し、機能停止させたという同様の事件はアメリカにもある。普通、正体不明の飛行物体が軍事施設上に現れ、核兵器が原因不明の機能停止するなどは、軍事上の最高機密である。

かつて、アメリカ空軍に「プロジェクト・ブルーブック」というUFO調査プロジェクトがあったが、20年弱で解散している。そうやって国民から謎を遠ざけながら、アメリカ政府は内密にUFOに関する研究をしている。イギリス政府はそれと同じ手法なのだ、とヘイスティングス氏は言う。

つまり、UFOには関心がないように装い、平凡な目撃情報を広く薄くメディアに公開させる一方で、国家機密にかかわるファイルは伏せ、核心から遠ざけているということだ。

元国防省UFO調査官のニック・ポープ氏は、イギリスの情報公開法は、国防・インテリジェンスにおいては情報保護のため、広範囲に適用が除外されるという。彼ですら、在任中にすべてを知っていた確信はないと言う。

大川隆法・幸福の科学総裁の宇宙人リーディングを通して、すでにアメリカや中国がETと交流していることが明らかになっている。最高度の機密保持のため、各国政府の公式発表もないままに、もはやUFO情報は"情報戦"のような様相を呈しているのが地球の現状のようだ。(純)

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2013年6月21日付本欄 イギリスの公文書館が最後のUFO情報を公開

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2012年10月号記事  宇宙人が常識になる日 - 近未来映画「神秘の法」が扉を開く

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2011年6月号記事 【UFO PANIC11】 英政府が公開した8500ページ 英国Xファイル・UFO機密情報の全貌

http://the-liberty.com/article.php?item_id=1855