幸福の科学グループの大川隆法創始者兼総裁が、橋下徹・大阪市長と面会予定だった旧日本軍の元「従軍慰安婦」を名乗る女性2人の守護霊を招霊し、彼女らの主張の嘘を暴いた霊言が、韓国でも話題になっている。

ケーブルテレビなどのニュース専門チャンネルである韓国経済テレビ(電子版)は27日付で、この霊言を紹介した弊誌記事について論評した。記事は「(幸福の科学が)彼女らの主張は大韓民国外交部と情報機関による創作劇だと主張するなど、日本の右翼の行動が度を越している」と批判。霊言の経緯や、2人の守護霊の証言内容を紹介している。

この霊言は、橋下市長が女性らと面会する直前の21日に収録されたもので、この霊言をスクープした弊誌号外を、全国の幸福の科学グループのメンバーが街頭や駅頭で配布した。東京の韓国大使館付近では、大使館関係者と見られる人々も号外を手にし、大使館内に入っていく姿が見られた。その効果があったのかどうか、女性2人は約束の日時の直前になって、橋下市長との面会を慌ただしくキャンセルしている。

「元慰安婦」を名乗る女性の証言は、語るたびに食い違うことも多い。家庭が貧しかったため不幸にも身売りされてしまったが、これを「日本軍による"強制連行"だった」と主張するケースもある。

「批判してはかわいそう」という情緒的な配慮などから、日本側はこれまでこうした証言の信憑性についてはあまり指摘せず、政府は「河野談話」などのその場しのぎの謝罪でごまかしてきた経緯がある。しかし、もし「元慰安婦」を名乗る女性の証言に明らかな誤りがあるなら、それを正す必要がある。それは、不当に傷つけられた日本の名誉を回復させると同時に、相手に「妄語という悪を犯させない」という宗教的な意味合いもあるのだ。

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