裁判員裁判で審理中に見た殺害現場のカラー写真の影響によって、その後、ストレス障害と診断された裁判員を務めた福島県の60代の女性が、今週にも、国に慰謝料など200万円を求める国家賠償請求訴訟を起こすことを、各メディアが報じている。裁判官というプロが行うべき仕事を、一般人に押しつけた「裁判員制度」のひずみを象徴する出来事だ。

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