いわゆる「一票の格差」訴訟で、東京高裁は6日、昨年12月の衆院選を「違憲」とする判決を下した。ただし「選挙そのものが無効」という請求は退けた。これを7日付各紙がトップで報じたが、同日には札幌高裁でも同様の判決が出た。

そもそも昨年末の衆院選が「違憲」とされることは、選挙に入る前から予想されていたことだ。なぜなら、すでに最高裁は2011年3月に、2009年の衆院選で一票の格差が最大2.3倍だったことを「違憲状態」と判断していたからだ。

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