ネアンデルタール人のクローン製造を米科学者が計画 その是非は?

 

ネアンデルタールと現代人のハイブリッドをクローン技術で作るため、代理母を募集するという途方もない計画がハーバード大学で進められようとしている。ジョージ・チャーチ教授がドイツのシュピーゲル誌のインタビューで語り、各紙が報じている。

 

チャーチ教授の計画によると、まずネアンデルタール人の骨のサンプルから遺伝コードを分析して人工的にDNAを作り、ヒトの幹細胞に注入、この細胞をヒトの胚に入れ、代理母の子宮に着床させるというもの。

 

教授は、ネアンデルタール人は高い知性を持っており、「新ネアンデルタール人」創造は人類に大きな利益をもたらすだろうと語っている。確かに最近の研究では、ネアンデルタール人は、その原始的というイメージとは異なり、様々な道具を使いこなし、知性も感性も豊かであったということが判明している。ちなみに、ゲノム解析が進むことで、どうやら、現生人類(ホモ・サピエンス)と異種交配を行ってもいたこともわかり始めている。ネアンデルタール人は人類の直系の祖先ではないとされていたが、どうやらそうでもないようだ。

 

人間のクローンは各国で禁じられているが、ネアンデルタール人は現代のホモ・サピエンスではないのだから法の適用外であると教授は言っている。ただ、こういった理屈は、適用される法の規定が欠けているというだけの法の欠缺(けんけつ)と言えるかもしれない。

 

しかし、霊的な真実を言うと、問題の本質は、そのようなことではない。人間の知性や感性など個性を決めるものは遺伝子ではなく、肉体に宿る「魂」であるということだ。肉体という器をどれほど精巧に作っても、そこに宿る魂が知性や感性などを決めるのだ。また、通常の生殖過程を経ない場合、動物霊が宿る可能性もあるともいわれている。

 

この「実験」には、倫理性を問う疑問や批判もあがっているが、正しい霊的知識がなければ、問題の本質は見えてこないだろう。(純)

 

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2004年9月号記事 「移植」に代わる先端医療を追う

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