東京都知事選告示日の29日、今年9月に尖閣諸島・魚釣島に上陸した幸福実現党青年局長でミュージシャンのトクマ氏が立候補を届け出、第一声を上げた。同氏の政策は、「規制緩和で東京をマンハッタンのような超高層都市に」「高層ビルの中で野菜の栽培や魚の養殖を」など、スケールの大きさで他の候補を圧倒。尖閣上陸を実現したトクマ氏の実行力・行動力は、東京をさらなる発展へと導くだろう。

東京・赤坂の党本部で行われた出陣式では、同党の立木秀学党首が挨拶。「他の候補は都知事ではなく、副知事をやればいい(笑)。都知事に相応しいのは、実行力、何より東京の未来ビジョンを持つトクマ氏だ」と語った。後援会長の鈴木真実哉・聖学院大学教授は、「尖閣を購入しようとした石原前都知事の後継者は、尖閣に上陸したトクマ氏であるべき」とエールを送り、支持者らと共に鬨の声を上げた。

その後、トクマ氏は東京・JR有楽町前で第一声。「実際に尖閣海域に行って、中国の脅威が迫っているという緊迫感を肌で感じた。この国を自分で守る意識を持たないと東京も危ない」と訴え、東京の防衛・防災対策として、首都高速の地下化と共に地下シェルターを作ることを訴えた。

またトクマ氏は、政治家の弱腰外交の背景には自虐史観があると指摘。「『日本人はこれまで悪いことをしてきた』と考える大人であふれたら、この国は滅びる。まず教育問題に取り組み、歴史教科書から自虐史観を払拭したい」と主張した。さらに、「規制を緩和して、スカイツリーくらいの高いビルをたくさん建てたい。東京にはもっと潜在力がある」と、東京の未来ビジョンを語った。

そして、「この命を東京、日本のために使いたい。僕は、最近街を歩いていても、一人ひとりの顔を見るようになりました。みんながどういう気持ちなのか、どうしたら喜んでくれるのか考えています。僕は、東京を"ファミリー"だと思っています。みんなの役に立ちたい」と呼びかけ、最後に、新曲「ENDLESS LOVE FOR TOKYO」を歌った。

トクマ氏の友人で、元ブルーハーツのベーシスト・河口純之助氏も応援演説に駆けつけ、次のように訴えた。「尖閣諸島に上陸して中国政府を怒らせているトクマが都知事選に出るのは、中国政府にとって一番嫌なことのはず。彼への投票自体が、中国へのプレッシャーになる」

首都・東京の政治のあり方・未来ビジョンは、日本全体に強い影響を与える。投開票日は12月16日。9人の候補者の戦いの火蓋が切って落とされた。(晴)

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