2013年1月号記事

山口敏太郎 のエックス-リポート

No. 007

オカルト研究家・山口敏太郎氏が宇宙人、UFO、その他のミステリー情報を合理的、科学的、実証的、ジャーナリスティックに検証する

(やまぐち・びんたろう)

1966年、徳島市生まれ。神奈川大学経済学部卒業。作家、妖怪研究家、漫画原作者。(株)山口敏太郎タートルカンパニー代表取締役。日本通運でIT担当や営業に携わり、作家に転身。1996年、学研「ムー」のミステリーコンテストで論考「妖怪進化論」が優秀賞受賞。著書は『現代日本のテレビでは放送できない話』(彩図社)、『山口敏太郎の都市伝説 あなたの知らない世界』 (河出書房新社)など多数。TV、ラジオ出演のほか、多数のネットニュースに寄稿。真言宗信徒。メルマガ「山口敏太郎のサイバーアトランティア~世界の陰謀・オカルトの真実」配信中。 http://foomii.com/00015

米航空宇宙局(NASA)の火星探査車「キュリオシティ」のエックス線での解析によると、火星の土壌の鉱物組成や結晶構造はハワイの火山の岩と似ていることが判明した。他にも9月には、火星の南極部分にドライアイスの雪が降っていることが確認されたと公表されたり、6月には、米ニューメキシコ大学の科学者フランシス・マッカビン氏が火星から飛来した隕石を分析したところ、火星地下のマントルには火星全体を深さ200~1000メートルで覆えるほど大量の水分が埋蔵されていることが判明したと発表された。

今年に入ってから火星がらみの"小出しリーク"が続いている。いずれ火星の生物に関して、何らかの発表がなされるのであろうが、宇宙に関する情報を小出しにすることで、庶民への情報操作が効いていると権力者たちは思っているのであろうか。民は賢し、無知は権力者の方である。