東京都知事選への出馬を表明した、ミュージシャンで幸福実現党青年局長のトクマ氏が8日夕、東京・渋谷のスクランブル交差点で、出馬表明後、初めて街頭演説に立った。

ハチ公の銅像近くに止まった街宣車の上には、サプライズゲストとして元ブルーハーツの河口純之助氏が登場。トクマ氏についてこう紹介した。

「こいつさぁ、尖閣に上陸した男なんだぜぇ。今日はみんなラッキーです。サメが泳いでいる海に飛び込んだ、すごい奴を見れるんだから。でも、トクマが帰ってきたら、書類送検だぜぇ。おかしいと思わないか? 今回、都知事選に出馬することにしたと聞いて、俺は久しぶりに泣いたよ! こいつは、そんな勇気のあるかっこいい男なんだよ!」

紹介とともに、車上に立ったトクマ氏は、こう語った。「本来、政治家が行くべきなのに、我慢できなくて尖閣に上陸しました。あの島は日本の島です」「日本は発展する義務がある。だから、東京から日本を変えたい」「東京にもっとスカイツリーのようなビルをいっぱい建てて、ビルで漁業や農業ができるような街にしたい。ビルの1階でダイコン、2階でニンジンというふうに、新しい発想で規制を失くしていきたい」

そして、ギターをかき鳴らしながら、持ち歌の「Watch Over Me」「I LOVE ZIPANG」「LOVE TRAIN」の3曲を熱唱した。

道行くサラリーマンや学生が立ち止まって耳を傾けたり、ハチ公の銅像周辺で待ち合わせしている若い女性が携帯電話で写真を撮影したり、周辺で配布されていたチラシに自ら手を伸ばしてまじまじと見つめる姿が見られた。

足を止めてトクマ氏の主張を聞いていた中学3年の男子生徒は、「尖閣に行くなんて、普通にすごいですね。どうやって行ったんですかね」と驚いた様子。50代の女性は「歌も素敵だけど、政治の話の内容がとても分かりやすい。心で感じたことが素直な言葉になっている」と話した。

トクマ氏は9日も、渋谷駅前で街頭演説&ライブを行う予定という。

また、8日には、前神奈川県知事の松沢成文氏(54歳)が出馬表明。正式に表明したのは3人となった。都知事選は11月29日告示、12月16日投開票の日程で行われる。(格)

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【関連サイト】

トクマ公式サイト

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