中国が2005年ごろから配備計画を進めてきた空母が25日、中国国防省により「遼寧」と命名され就役した。命名後、海軍部隊に配備され、配属先は明らかになっていないが、山東省青島を拠点とする北海艦隊との観測が出ている。「遼寧」の名は中国東北部の省名に由来する。この地域は過去に満洲帝国があった場所で、日本とは浅からぬ因縁がある。「とうとう中国が空母を完成させてしまった」と脅威に思う方もいるだろうが、実は当面、その心配は杞憂である。

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