2007年10月号記事

新聞、雑誌、テレビ、そしてインターネット──現代ほど情報が氾濫している時代はない。この「知識社会」を生き抜くためには、あふれる情報をどう絞り込み、いかに活用するかにかかっている。各界の第一線で活躍する「賢者」に情報活用法を聞く。

2007年10月号記事

〔第1回〕 エコノミスト リチャード・クー

一国の経済を運営するつもりで情報と向き合う

〈Richard C. Koo〉
1954年神戸市生まれ。ニューヨーク連邦準備銀行を経て84年に野村総合研究所に入社。現在、主席研究員、チーフエコノミスト。バブル崩壊以降の景気低迷期の本質を「バランスシート不況」としたり、景気循環を「陰」と「陽」で読み解いてみるなど、独自の経済分析で知られるエコノミスト。主な著書に『良い円高悪い円高』(東洋経済新報社)『良い財政赤字悪い財政赤字』(PHP研究所)『デフレとバランスシート不況の経済学』(徳間書店)『陰と陽の経済学』(東洋経済新報社)など。