国際研究グループ「アトラス」のファビオラ・ジャノッティ実験代表を祝福する、
提唱者のピーター・ヒッグス博士(右)写真:AFP =時事

2012年9月号記事

幸福の科学はなぜ真の「科学」なのか? 参照

欧州合同原子核研究機関(CERN、スイス)が7月4日、「ヒッグス粒子(Higgs boson)と見られる新粒子を発見した」と発表。「素粒子物理学の最大の問題が解けた」と、全世界の物理学者が歓喜した。

ヒッグス粒子は、現代物理学の「標準理論」で考えられた17種の粒子のうち、未発見だった最後の一つで、他の粒子に質量を与える働きをしている。ビッグバン直後に発生し、それまで光速に近い速度で飛び回っていた重さのない粒子に質量を持たせた。こうして物質ができ、星や生命が生まれた、と物理学では説明されている。そのため、ヒッグス粒子は「神の粒子」とも呼ばれている。