橋下徹大阪市長が関西電力大飯原発の再稼働反対の姿勢から、一転して「再稼働容認」へと「転向」したが、その裏に何があったのか。

橋下市長は、大飯原発3、4号機のストレステストに政府が「妥当」と判断を下したことに反発し、再稼働に強硬に反対。大阪市が関電の筆頭株主であることを武器にして関電にも圧力をかけていた。

ところが、4月26日、一転して、「原発を再稼働させなくても(今夏の電力需要を)乗り切れるかどうかは関西府県民の努力次第。その負担が受け入れられないなら、再稼働は仕方がない」と述べ、再稼働を容認する姿勢に転じた。

その橋下氏の「転向」の前日の4月25日、幸福実現党が関西電力前で「原発の再稼動を求める市民集会デモ」を開催、約1000人が参加した。それと同時並行で、幸福実現党の立木秀学党首は大阪市役所前で街頭演説し、橋下氏に対して「政治家として無責任である」と指摘し、再稼動の必要性について説いていた。

この幸福実現党の主張と、橋下氏の転向とは関係があるのだろうか。そんな疑問への答えは、意外に早く明らかになった。

5月10日に大川隆法・幸福の科学グループ創始者兼総裁が橋下徹・大阪市長の守護霊を呼び、公開霊言インタビューを行った。

その中で、橋下氏の守護霊は、「脱原発」から「再稼働容認」への転向の理由について、次のように語ったのだ。

「立木党首が怒りよるからさあ。怒るんやったら、考え変えるのは1秒で変わるわね」

橋下氏の守護霊は、幸福実現党の主張や政策を自分の政策としてパクってきたことも明かしたほか、様々な「本音」を語った。

この橋下氏の守護霊インタビューは近日、幸福の科学の支部・精舎で公開され、書籍としては5月末に発刊される。また、本誌7月号(5月30日発売)でも徹底検証する予定だ。(小)

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