中国に対する思想的啓蒙を

中国に対する思想的啓蒙を

 

2012年5月号記事

 

個人の人生、社会、国家、人類、地球そして宇宙。すべてを幸福な未来へ導くための羅針盤として、ワールド・ティーチャー(世界教師)大川隆法総裁の質疑応答をお届けしてまいります。

 

中国に対する思想的啓蒙を

 

シリーズ 2012年の世界を導く教え (4)
大川隆法 未来への羅針盤 ワールド・ティーチャー・メッセージ No.183

2011年1月16日・幸福の科学東京正心館における質疑応答より

 

 

Question

 

 愛知県の大学3年生です。地球の明るい未来を拓くためには、中国の覇権主義を押しとどめて民主化させることが、どうしても重要だと思います。私は昨年10月、上海万博に行き、幸福の科学の中国語の本をたくさん献本してきましたし、今年の3月には台湾にも行ってまいります。中国の民主化を進めるために、私たち学生は、どのように貢献していけばいいのでしょうか。

 

Answer

大学では智慧を持って賢く伝道を

 

 中国の場合は、交換留学生を世界各国にたくさん送り込んできて、彼らが勉強して帰るかたちになるのですが、実際はスパイ養成所みたいに使われているところが多いのです。

 日本の大学にも中国から留学生が来ていますが、そういうかたちで向こうは向こうのミッションを持ってきていることが多く、日本の勉強をしたつもりで、実は、いつの間にか日本を逆洗脳するために使われている人が多いので、「あちらの洗脳力のほうが強い」と言えると思います。

 ですから、中国からの学生に幸福の科学の教えを伝道するにも、もうひとつ腰を入れて、魂の奥底までキチッと折伏しないといけません。「仲間になったと思ったら、実はそんなことはなくて、幸福の科学の学生組織を使い、日本にいろいろと向こうの思想を流し込めるように活動に入ってこられる」というのが、いつものやり方です。

 幸福の科学から見れば先輩格にあたる某宗教も、大学を"スパイ養成所"として使われてしまい、大勢入ってこられています。こちらが善意でやっていても逆になることもありますので、やはり、ある程度は賢くなければいけないと思います。逆転されないように、智慧を持って、しっかり気をつけたほうがいいでしょう。

 

 

中国における情報の自由化は時間の問題

 今朝ほどもテレビで見ていたのですが、今、アフリカは、あちこちで暴動などが起きています。チュニジアのように大統領が亡命するところも出ています。イスラム圏も、かなり抑圧的で全体主義的な傾向を持っていて、「貧しさの平等」があるところが多いのですが、民主化運動もだいぶ起きています。

2011年12月17日、香港で、土地収用に反対し拘留中に死亡した人物の写真を掲げてデモする人々。

 中国も、北京オリンピックや上海万博のあとで物価が高騰して、都市部の生活者たちが、それについての抗議運動を起こしてきています。また、昔は社会主義国家として、人が持っている土地を国家が買い占めて何かをつくったりする「土地の収用」が簡単にできたのに、土地を手放すのにも反対する人たちが出てき始めていますので、経済レベルでは、下のほうから西側寄りの価値観に近づいてきつつあるように見えます。

 こう見ると、本当にこれから十年が戦いではありますが、彼らの活動の根拠になるような思想的なものを、上手に中国の内部に流し込むことができれば、十分、変わってくるのではないかと思います。

 今は、不都合な情報は入れないように政府が統制しています。例えば昨年(2010年)、「アバター」というハリウッド映画が、とても流行りました。あれが中国に入ってきたときに、中国の政府が見たら、あの、他の惑星の、青い顔のキツネのような、ドゴン星人にしか見えない種族を侵略している側が、「中国が他国を侵略しているようにしか見えない」ということで、上映禁止になりました。そして、大地震か何かの映画に切り替えて、そちらを興行成績ナンバーワンにすり替えたりしています。

日本の都市で買い物をする中国人観光客たち。

 このように、映画の上映などの文化面まで国家が統制できているレベルですが、この戦いは、いずれ政府のほうが敗れると思います。経済が活発になれば、情報は自由になっていかないと、どうしても進まなくなります。これは時間の問題で、やがては政府側が敗れます。「アバターが見たい」というのを、見せないわけにいかなくなってくると思います。いつまでも、「ほかの映画にすり替える」というようなことでは済まないので、おそらく、ここ十年の間に引っ繰り返ってくるでしょう。

 

 

アジアを平和裏に発展させるための思想戦

 れわれは、武器を持って戦うわけではありません。思想や文化でもって戦います。幸福の科学の新しい思想は、今、中国語でも翻訳がたくさん出ています。とりあえず、経済的発展や、人生の幸福につながるような思想といった、入りやすいものから中国語で入っていっています。まず、そういう考え方を啓蒙していかなければいけないと思います。

 中国は、やっと今、孔子の思想や荘子の思想などを復活させてきているところですが、そのあたりでは現代人は十分に救えません。思想のレベルで、今こちらのほうが、はるかに自由で、いろいろなものがありますので、戦いであるとは思いますが、私は、いいほうに持って行く自信があるのです。

日本の家電量販店で買い物をする若い中国人観光客。

 中国は情報統制しているようでいて、結構"ザル"のところがあり、日本で人気のあるものは伝わってしまうので、よく知っているのです。日本で何が売れているか、何が評判になっているかは、庶民のレベルまで結構、知っています。特に、海沿いの金持ち階級はよく知っていて、日本で幸福の科学の皆さんが活躍されることも、それが同時に向こうに対するPRに十分なっているので、いけると思います。

 あとは、学生だけでなく企業でもそうでしょうが、中国人との交流がある際に、思想的なものをお教えすることが大事です。「銀座や皇居周りが中国人で溢れている」と、よく新聞などに書かれていますが、ただ買い物だけさせているのも、もったいないではありませんか。

 献本は上海でしなくても、いいわけです。日本で、もう百貨店などでは中国語の店内放送も流れています。ですから、日本でも献本できないわけではありませんので、どうか機会を捉えて、そういう思想的なことはお教えしたほうがいいと思います。

 アジアを平和裏に発展的にするための活動ですので、どうか、そう思ってください。最後は「力の衝突」になるような未来には、したくないですね。

 

 

中国の一般民衆は十分信仰心を持っている

 日本も大きな文明ですし、力のある国ですから、この地上から、そう簡単に消されてはいけない国です。中国も何千年もの歴史がある立派な国ではあり、尊敬しなければいけないところもあるし、中国文化として存続してもらわなければいけないところもありますので、上手につきあっていくことが大事です。「一方が他方を完全に支配するような関係はつくらない」ということを暗黙の了解にして、影響を与え合うことが大事だろうと思います。

 日本に、エル・カンターレ信仰がガシッと立ち、日本で認められ、「これは、日本では知らない人がいないぐらい有名なのだから、中国も勉強しなければ」という状態になれば、自然に、中国の内部的にも広がっていくところはあると思います。

 今は中国本土の幸福の科学信者にも、水面下で"地下信者"として活動しているような方もだいぶいらっしゃるので、気の毒ではあります。彼らに何か危険なようなことがあったら、「信仰を理由に、人を捕まえて処刑するような国には、なってはいけない」ということは、ちゃんとアピールして言わなければいけません。

 中国を国ごと啓蒙しようとしているのですから、うちの志も大きいのです。「中国の覇権の部分を抑えてアジアの平和をつくると同時に、キリスト教圏とイスラム教圏の世界戦争をやめさせる」という、この二つのミッションを、今のところ持っています。

 ですから、まずは日本で知ってもらわなければいけないし、次は世界に知ってもらわなければいけません。日本のマスコミが、あまりにも心細い状態なので、場合によっては「世界で知っていただいて、日本で追認していただく」かたちでも仕方がないかと思い、外国でも活発に活動してみたいと思っています。

 中国の一般民衆は、信仰心がないわけではないのです。十分、信仰心を持っていて、民間的には、すごく信心深い民族なのです。日本人より信心深いかもしれません。けれども、上のほうが言っていることに、建前上、全部「右にならえ」になっているのです。これは、ある意味で破らなければいけないと思っています。この十年の間に、ずうっとそう思い続けて、そちらのほうを押して行けば、次第次第にそうなっていくと思いますので、なんとかそうしたいと考えています。

 まあ、「チンギス・ハンぐらいに負けてたまるか」(注)という考えです(会場拍手)。水は高きから低きに流れるので、高みを目指して多くの人に知っていただきたいと思っています。

 もう一段の発信力が必要かと思います。ですから、日本に来ている方にも、しっかり伝道はしましょう。

 

(注)中国の次期国家主席就任が確実視されている習近平副主席は、過去世においてチンギス・ハンとして生まれている。『世界皇帝を目指す男』(大川隆法著・弊社刊)参照。

 

 

 

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タグ: 2012年5月号記事  大川隆法  説法  中国  思想的啓蒙  習近平  チンギス・ハン  信仰心  

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