さっぽろ雪まつりの会場で、在札幌米国総領事のジョン・テイラー氏が、幸福実現党に対して「コウフクジツゲントウ アリガトウ!」と表明していたという。その経緯とは――。

幸福実現党北海道本部によると、同党員約25人は6日、さっぽろ雪まつりの会場に訪れ、雪まつりを盛り上げるために演奏を行う米第七艦隊音楽隊約20人に対し、「OPERATION TOMODACHI Thank you USA」の文字が入った横断幕や星条旗を掲げ、東日本大震災での米軍の支援に感謝の意を示した。

フェイスブック( 写真 )

演奏後、舞台上で、テイラー総領事は司会の女性アナウンサーからインタビューを受けていたが、「最後に何か一言ありますか?」という問いかけに対し、200から300人の聴衆の前で、「トモダチ コウフクジツゲントウ アリガトウ!」と声を上げた。

同党は震災発生以降、米国の「トモダチ作戦」に対して感謝の意を示す意見広告を、国内や米国の新聞に掲載するなどして、支援に対する感謝と日米同盟の大切さを訴えてきた。

雪まつりに先立つ3日には、第七艦隊の旗艦「ブルーリッジ」が苫小牧港に寄港した際、同党員17人が横断幕や星条旗を掲げた。その様子は、米海軍のホームページや海軍専用のフェイスブックにも紹介されている。

米海軍HP( http://www.navy.mil/search/display.asp?story_id=65148 )

flickr( http://www.flickr.com/photos/compacflt/6810596457/in/photostream )

北海道本部副代表の築山恭正氏は「震災後の米軍の支援は、日本の復興のみならず国防の観点からもとても重要なものだった。日本人なら、米軍への感謝の気持ちはいつまでも忘れてはいけない」と話した。

野田政権は、沖縄の米軍普天間基地の移設問題などで迷走を続けるが、トモダチ作戦を行った米軍への感謝とともに、安全保障の観点からもより一層の日米同盟の強化が急務であることに気づくべきだ。(格)

【参考記事】

2011年4月2日付本欄 在日米軍の活動はもっと報道されるべき

http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=1685

2011年5月6日付幸福実現党ホームページ 「星条旗新聞に『トモダチ作戦』の感謝広告を全面で掲載いたしました」

http://www.hr-party.jp/new/2011/5843.html