2012年2月号記事

大阪市長・府知事のダブル選挙で圧勝し、勢いに乗る橋下徹・新大阪市長は、12月28日の市議会本会議で施政方針演説を行う予定だ。国政にも大きな影響を与えるその発言に注目が集まるが、その前に今一度、同選挙を振り返ってみたい。

ダブル選は11月27日に行われ、市長選の投票率は60・92%と40年ぶりに6割を超え、橋下氏が現職の平松邦夫氏に23万票近くもの大差をつけた。府知事選の投票率も52・88%と12年ぶりに5割を超え、「大阪維新の会」幹事長でほぼ無名だった松井一郎・元府議が、民主・自民・共産推薦の倉田薫・前池田市長よりも80万票以上を得票。いずれも橋下人気に支えられた盛り上がりを見せた。