日本の神々は、お怒りのようだ。

幸福の科学グループの大川隆法総裁は4日、都内で説いた「『不況に打ち克つ仕事法』講義」の前半で、野田新政権のゆくえを分析・予測した。そのなかに次のような主旨の言葉があった。

「民主党の政権については、天もあきらめており、新首相の“就任祝い”に台風を一個送って返事をしたような状態か。『この意味を悟れ』ということで送ったようだ」

神道系の神々は古来、為政者や国民に警告を発したり反省を求めたりするときに、雨や風、台風をよく使う傾向がある。今回の台風は、野田新首相が表明した政治方針に対する「天の答え」であるということだ。大川総裁が同法話で指摘した野田氏の問題点は、

  • 「10分1000円散髪」を強調し、「ドジョウは金魚になれない」と言っていることから読み取れるように、「国民には質素倹約と耐乏生活を送ってもらう」という考えがあり、努力してサービスや商品の付加価値を高めるという経済原理がわかっていないと思われる。
  • デフレ経済下にあって増税を打ち出すのは、「政府は赤字で貧しいから、国民にも貧しくなってもらいますよ」と言っているようなもの。増税すれば消費が冷え込み、不況が深刻化し、首切り・リストラが多くなり、潰れる会社が多発する。
  • 今やらなければいけないことは逆であり、円高を利用して海外のものをどんどん買いつけ、内需主導型で経済を大きくすること。円の信用が高いのだから、国民からでも外国からでも借り入れをし、外国の投資を呼び込んだりして、東北の震災被災地復興などのために大胆な積極投資をすればいい。

野田氏が一期生として学んだ松下政経塾の創始者、松下幸之助氏は、国家を上手に経営すれば税金は不要になるという「無税国家論」を唱えていた。野田氏の安易な増税路線はその真逆であり、あの世の松下幸之助霊も大いに苦言を呈している。神々のお怒りと松下霊の苦言に、野田首相は真摯に耳を傾けるべきである。(司)

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