2011年9月号記事

2010年代半ばまでに消費税を10%に引き上げる――。長引くデフレ不況と震災復興のまっただ中、菅政権が示した改革案はあくまで「増税」だった。「国の借金は900兆円」「社会保障費の財源を確保できない」という“危機的状況”が繰り返し報道される一方、「増税すれば日本経済は沈没する」と主張する政治家や識者も数多い。改めて「日本は本当に今、増税すべきか否か」について考えてみた。

次ページより「増税は必要か? 反対派vs賛成派どちらの主張が正しいか Part2」
※増税反対派 藤井聡氏
「増税は必要か? 反対派vs賛成派どちらの主張が正しいか Part1」は こちら
※増税賛成派 神野直彦氏