香港がイギリスから中国に返還された7月1日、香港国家安全維持法に反対するデモの参加者約370人が機動隊に拘束された。写真:ロイター/アフロ

2020年9月号記事

ニュースのミカタ 1

国際

ついに施行された香港国家安全維持法

中国の民主化は神の意志

中国の全人代常務委員会で可決された「香港国家安全維持法」が6月30日に施行されました。同法は「国家分裂、国家転覆、テロ活動、外国勢力と結託して国家安全を害する罪」の4つの犯罪を規定しており、最高刑は終身刑です。

これを受けて、民主活動家の周庭氏や黄之鋒氏らは所属していた政治団体「香港衆志」から脱退すると発表しました。彼らはすでに、昨年6月の抗議活動で警察本部を包囲するようデモ隊を扇動した罪と違法な集会に参加した罪で、裁判にかけられています。今後、実刑判決が出る可能性もあります。

また中国政府は今年7月8日、香港に国家安全維持公署を開設しました。中国本土から派遣された公安捜査員はここを拠点に捜査します。香港の人々を中国本土に送り、裁判にかけることも可能となります。

今後、香港の反体制派の人々が数十万から百万人の単位でゴビ砂漠などにある強制収容所に隔離される可能性も出てきました。