2020年5月号記事

Interview

地域を発展させる「秘策」

群馬

全国で活動する幸福実現党の代表者に、地域発展の提言・取り組みについて聞いた。


「鶴舞う形の群馬県」を宇宙まで羽ばたかせるために

群馬を日本の繁栄をけん引する"翼"にします!

幸福実現党
群馬県本部代表兼
群馬県第一支部代表

森田 貴行

(もりた・たかゆき)1971年、群馬県沼田市生まれ。東邦大学理学部卒業後、自動車ディーラーに入社。95年、幸福の科学に奉職。2009年、幸福実現党入党。「鶴舞う形の群馬県を宇宙から見る会」代表。家族は妻と一男一女。好きな言葉は「義を見てせざるは勇なきなり」。

幸福実現党
事務局長

中家 康之

(なかいえ・やすゆき)1957年、岐阜県生まれ。岐阜県立斐太高校卒業。金沢大学法文学部卒業後、81年、日産自動車(株)勤務の後、94年、幸福の科学に奉職。局長などを歴任し、現職。家族は妻と一男一女。好きな言葉は「正しき者は強くあれ」。

中家康之(以下、中): 株価が大幅に下落するなど、中国発のコロナウィルスの影響が世界中の経済に出ています。日本は昨年10月の消費税10%への増税もあり、ダブルパンチの状態です。特に地方経済の落ち込みが心配ですが、群馬の景気はどうですか?

森田貴行(以下、森): 駅や高速道路などを見ても、人や車がかなり減ったと感じます。このままでは、景気は非常に落ち込んでしまうでしょう。

中: この不況に立ち向かうには、大胆な手を打つしかありませんね。

森: 私はまず、高速道路の無料化を行うべきだと考えています。群馬は関越道・上信越道・北関東道・東北道が走る交通の要衝です。群馬で製造業が発展した理由も、この地の利が大きいです。

高速料金が無料になれば、輸送コストが削減でき、材料も手に入りやすく、また製品も出荷しやすくなります。

中: 北信越や東北から都心に出るにも、必ず群馬を通りますからね。

群馬を減税特区にして全国のモデル県に

中: もう一つ、景気回復のために欠かせないのは減税です。幸福実現党は立党時から一貫して、減税を訴えてきました。群馬は製造業が盛んですから、減税政策などをしっかりと立て、中国にある日本企業の工場を呼び戻したいですね。

森: 中国から引き揚げた工場や企業が、日本で新たなスタートを切る地として選んでいただけるような群馬を目指します。

中: 今は緊急時ですから、首都圏に位置する群馬をモデル県として、「減税特区」にできればいいですね。

まずは法人税の実効税率を現行の、およそ30%から15%くらいまで下げる。消費税も、東京とは2~3%の差をつけることが可能ではないでしょうか。

森: 「減税特区」大歓迎です! 税金が下がれば皆がお金を使いやすくなり、景気が良くなります。

法人税や消費税が下がれば、製造業も元気になり、事業も大きくなります。結果的に税収も増えますから、県には地方税をできるだけ下げる方向で考えていただけるよう、訴えていきます。

中: 群馬を「製造業・宇宙産業特区」「リターン・ファクトリー特区」の二つの特区にしたいものですね。

森: いいネーミングですね(笑)。それでいきましょう!

日本の繁栄をけん引する翼となる

中: 群馬は航空・宇宙関係の製造業も多いですから、日本の未来のためにも、群馬からまず景気を底上げしたいところです。

群馬は富岡製糸場や中島飛行機に代表されるように、新しいものを積極的に受け入れて発展する土壌がありますよね。先進技術が新しい産業を生み出し、地域や日本を発展させてきました。

森: そうですね。古くから交通の要衝だったため、渡来人を受け入れて発展してきた歴史から、文化的にも新しいものを受け入れる素地があります。

例えば群馬で長く暮らした内村鑑三、新島襄はクリスチャンです。いいと思えば新しい教えも積極的に学ぶ姿勢は、群馬人の特長だと感じます。

中: 現在、群馬県には幸福実現党の地方議員が2人いますが、彼らも共通して、そういう姿勢を持っています。

加えて、社交性に富み、外に向かって積極的に出ていこうとする。そんな気風が群馬の方にはありますよね。

森: その気風が、新しいものを受け入れる土壌をつくり、現代の製造業の発展となりました。

また、群馬は農業も非常に盛んです。生産者の皆様が、海外への輸出も含めた新しいチャレンジができるような支援を行っていきたいです。

規制緩和で自由な働き方を

中: そのような支援には、労働規制の緩和も必要になりますね。群馬は首都圏ではありますが、家賃などの相場を考えると、都心と同じ条件で働き方改革や同一労働・同一賃金を適用しては、企業や経営者にとって大きな負担になるでしょう?

森: そうですね。特に群馬で盛んな製造業や農業は、一律の労働時間や賃金ではやっていけません。個々の裁量に任せられた柔軟な環境こそが、能力を発揮し、成果を上げることができます。

群馬県は本州のヘソに位置します。そして、上毛かるたの「つ」の詠み句「鶴舞う形の群馬県」の通り、群馬県は鶴のような形をしています。群馬が羽ばたいてこそ、日本を繁栄させられると信じています。

日本の繁栄をけん引する翼でありたいと思います。

中: 「翼でありたい」、いい言葉ですね。これからも群馬の未来のために、力を尽くしてまいりましょう!


Interview 現職議員に聞く

群馬県の幸福実現党の市議会議員に、地域にかける思いやこれからのビジョンを聞いた。

幸福実現党
藤岡市議会議員

小西 貴子

Profile

(こにし・たかこ)1961年、広島県生まれ。関西の短期大学卒業後、松下電器産業(現・Panasonic)に入社。その後、病院勤務を経て郵便局に7年間勤める。野球少年だった3人の息子も、今では社会人に。好きな言葉は「大宇宙に光あり」。

「未来都市★藤岡」の実現を!

【小西たかこの未来提案】

  • 航空・宇宙系企業の積極的誘致
  • 宇宙科学館を建設し、遊びと学びの場に
  • 宇宙へ羽ばたく未来都市の実現

群馬が誇れるものの一つに、航空・宇宙産業があります。藤岡市は、北関東でも有数の交通の要衝であり、ゼロ戦を設計した堀越二郎を生んだ街。未来産業で、世界の「航空・宇宙科学の街ふじおか」になることが可能です!

研究家や未来の科学者の育成に向けて、子供たちが遊びながら学べる宇宙科学館の建設や、航空・宇宙系企業の積極的な誘致など、市の単独ではなく、県や国を巻き込むことで、「宇宙へと羽ばたく未来都市」「人々が未来への希望と夢を輝かせる街」にできると信じています。これからも藤岡市の皆様の幸福実現のため、全力で取り組んでまいります。藤岡に、もっと大きな大宇宙からの光を!


幸福実現党
桐生市議会議員

歌代 公司

Profile

(うたしろ・こうじ)1970年、群馬県桐生市生まれ。会計事務所、ドコモ・モバイル(現・ドコモCS)、地元自動車部品メーカーなどに勤務。消防団などを通じて地域貢献を行う。防災士、FP技能士1級を取得。好きな言葉は「素志は終に摧けず」。

桐生市の誇りを次世代に

【歌代こうじの未来提案】

  • 桐生市史を編纂し、歴史を後世につなげる
  • 電動バスなど山間部の交通手段の充実
  • 桐生の誇りを次世代へ

桐生市史が最後に更新されたのは50年前です。子供たちが故郷に誇りを持ち、正しい歴史を語れるよう、「織都1300年」の歴史を市史として、きちんと残すべきだと考えています。

乗り合わせて買い物などができる電動バス「MAYU」の実証実験が、桐生市の一部の町で行われています。路線バスの減便などが行われる中で、山間部にお住まいの方も生活の質を落とさず暮らしていけるよう、「交通手段の充実」を、昨年6月の議会で要望しました。

伝統と歴史に満ちた桐生市の誇りを次世代につなぐ。そんな未来をめざして、これからも走り続けます。