2020年3月号記事

Interview

地域を発展させる「秘策」

静岡県

静岡県で活動する幸福実現党の代表者に、静岡の発展へ向けた提言・取り組みについて聞いた。

発展の未来に向けて静岡の交通・発電革命を

幸福実現党
選対委員長代理(兼)
党首特別補佐

森國 英和

Profile

(もりくに ひでかず)1990年、福井県生まれ。福井県立藤島高校、東京大学法学部卒業。12年4月にHS政経塾に入塾(第3期生)。卒塾後、幸福実現党広報本部や本誌編集部などを経て現職。好きな言葉は「道は無限にある」。

静岡は日本で最も豊かな県の一つです。西部・中部・東部・伊豆地方に、それぞれ違う文化と歴史のドラマがあり、自然も美しい。のびのびと明るい人格の方が多いのも印象的です。

生活の基盤を静岡に置き、東京や名古屋と行き来する人も増えていると聞きます。私の友人にも、平日は東京で仕事、週末は浜松で子育てという生活スタイルの青年経営者がいます。二世帯住宅や近距離別居も可能で、家族の絆を深めながら、恵まれた自然の中で子供の情操教育もできるのは魅力的です。

首都圏や関西圏は私立教育と塾カルチャーが強い一方で、静岡はトップ進学校がほぼ公立。公立高で質の高い教育が行われています。

利便性が高まれば、静岡の可能性がさらに引き出されます。特に、東西に長い静岡には、交通インフラが重要です。例えば、高速道路の無料化に再挑戦したり、鉄道各社と連携して電車の運行計画の見直しや、運賃を安くできれば、魅力は高まります。リニア中央新幹線が開通し、東海道新幹線のダイヤがより便利になれば、静岡に移住・転住する人が増えるでしょう。終電や始発の幅を広げることも必要です。

中部地方の発電見直しを

Book

座談者として論考掲載

『志をつらぬく HS政経塾の挑戦』

『志をつらぬく HS政経塾の挑戦』

HS政経塾(編著)

HS政経塾 刊

産業が盛んな静岡は、エネルギー危機の最前線でもあります。

昨年末からアメリカとイランの戦争リスクが高まっており、「令和のオイルショック」の芽が出てきていますが、石油の問題だけではありません。

中部電力は、浜岡原発を止めてから、LNG火力発電に頼っています(全体の55%)。実は、そのLNG燃料の半分は、中東のカタールからホルムズ海峡経由の輸入なのです。

「原発ゼロでも電気は大丈夫」との声もありますが、LNGが入らなくなれば、大規模な計画停電か、電気代の高騰を強いられるでしょう。電力会社は原発再稼働に前向きですから、政府と自治体の決断次第です。

東海大地震や富士山噴火、水害を想定して、防災に積極的な自治体が多いのも静岡の特長です。私たちも、国民の生活や安全に関わる危機を未然に防ぐような政治を広げていけるよう、声を上げてまいります。


静岡の防災と国防
そして発展を同時に実現する

幸福実現党 静岡県本部
副代表

江頭 俊満

Profile

(えがしら としみつ)1962年、佐賀県生まれ。防衛大学校理工学部卒業後、航空自衛隊に入隊。航空自衛隊第2術科学校レーダー整備教官などを経て幸福の科学に入局。幸福の科学静岡清水支部長。好きな言葉は「愛は風の如く」。

航空自衛官として浜松の基地に配属されて以来、この地に骨を埋めようと誓ったほど、静岡に惹かれました。

自衛隊では、通信電子の職務に就いていました。現在はその経験を活かして、静岡の皆様を守るための活動を行っています。

静岡は古くから地震や津波が懸念されており、不安を抱く方も多くいらっしゃいます。私は清水港における災害派遣の空母配備や、富士山静岡空港を軍民両用にし、輸送機やオスプレイなどを配備して有事に備えることなどを提唱しています。浜松基地を軍民両用にして、民間でも使えるようにすれば、県の発展にもつながります。

防災と国防、そして静岡の発展を同時に実現するためのビジョンがあります。製造業や農業もさかんで、世界に誇れる技術や産業を持つ静岡で安心して暮らしていただくためにも、これからもこの地を守ってまいります。


子供たちがまっすぐに
成長できる菊川市をめざして

幸福実現党 静岡県本部
菊川市地区代表

須藤 有紀

Profile

(すとう ゆき)1992年、静岡県菊川市生まれ。静岡県立掛川西高等学校、鎌倉女子大学教育学部卒業。HS政経塾第6期生。好きな言葉は「知行合一」「努力即幸福」。

菊川市への合併前の旧小笠町で生まれ育ち、将来の夢は小学校の先生でした。しかし大学の教育学部で自虐史観教育や、善悪を教えない教育論を学び、日本の教育現場の実情を目の当たりにしました。教師がしっかりとした善悪の価値基準を持っていなければ、子供を導くことはできません。その綻びが、現在の道徳荒廃や学級崩壊、いじめ問題に結びついていると思います。

子供たちの個性をのびのびと活かしたい。何が善で何が悪かを理解し、他者を思いやれる子供に育ってほしい。そんな理想を実現し、「この国や地域に生まれてよかった!」と思える人を増やすことが私の夢です。

菊川市は出生率が少しずつ上がり、人口も増えています。「いじめ防止条例」の制定、地域の偉人教育などにより、安心して通える学校づくりと、豊かな心を育む教育を推進します。