8月22日は、国連が今年から始めた「宗教または信仰に基づく暴力行為の犠牲者のための国際デー」(以下、国際デー)です。

背景にあるのは、世界中で多発している、宗教を理由としたテロ行為です。

今年3月にも、ニュージーランドで2カ所のモスク(イスラム教礼拝所)が襲撃され、約100人のイスラム教徒が死傷しました。4月には、スリランカ各地で3つの教会と3つのホテルなど8カ所で、キリスト教徒を狙ったテロがあり、約260人が死亡しました。

こうしたテロが続いていることを受け、国連総会は5月に「宗教または信仰に基づく暴力行為の犠牲者のための国際デー」というタイトルの決議を採択。宗教に属する人たちへの暴力やテロ行為を強く非難しました。