【体験談・完全版】虐待経験を乗り越えて─ 母の愛に気づき、人生すべてが変わりました(後編)

 

実母から虐待をされ、つらい思いを抱えたまま大人になった大坪久子さん(61歳)。

 

幸福の科学の教えに出会い、「両親に対する反省と感謝」研修で母との縁と深い愛に気づいた大坪さんは、現在はかつての自分のように、人生に光が見えず、苦しむ人たちの力になろうと活動しています。

 

5月末発刊の本誌7月号に掲載した大坪さんの体験談の、掲載しきれなかったエピソードなども含めた完全版を、3回にわたってお届けします。今回は後編です。(聞き手 駒井春香)

 

 

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【体験談・完全版】虐待経験を乗り越えて── 母の愛に気づき、人生すべてが変わりました(中編)

 

 

やっと果たせた生まれる前からの約束

母が精神病院にいることは知っていましたが、祖父母は亡くなり、どの病院かまでは分かりませんでした。でも母を探し出し、何としても正心法語(※1)を手渡して、幸福の科学の教えを伝えたい。そう法友たちに話していたところ、法友の1人が、病院関係の人脈を伝って、奇跡的に母を探し当ててくれたのです。

 

母が入院している精神病院を訪ねると、ベッドから起き上がる小柄な人影が見えます。

 

「久ちゃん、久ちゃんか」

 

老け込んではいましたが、紛れもなく、母でした。

 

「来てくれたんか。ありがとなぁ。もうあんたに会えることはないと思ってた」と、泣いて喜んでくれる母。

 

「お母ちゃん、今までほったらかしにしてごめんなさい」

 

今頃になってしまった申し訳なさに胸が詰まりましたが、(こんな牢獄みたいな病室で、ずっと私を待ってくれてたんや。泣いたらお母ちゃんに失礼や)と、必死で涙をこらえました。そして正心法語を取り出し、母に見せたのです。

 

「お母ちゃん、私は今、この教えを勉強してるんや。一緒に読んでみよう?」

 

そして、2人で「真理の言葉・正心法語」を声に出して読みました。

 

「大宇宙に 光あり──」

 

母と私の声が、病室に響きました。

 

「いいお経やろ。お母ちゃんもほしい?」

 

読み終わり、そう聞くと、「ほしいけど、もろたらあんたの分がなくなる」と言うのです。私のことを心配してくれる母に、「お母ちゃん、今日、三帰誓願式(※2)を受ければ、お母ちゃんも信者になれて、このお経もいただけるんや。なる?」と尋ねました。

 

「うん。なる」と即答した母。そして、一緒に来てくれていた支部長の導師により、病院の面会室で特別に、三帰誓願式を行っていただきました。

 

母に正心法語を届け、教えを伝えるという約束をどうにか果たすことができたのです。

 

看護師さんによれば、最近の母はほぼ正気に戻ることはなく、前日も大暴れしていたそうです。「信じられません。今日は朝から正気だったのは、久子さんが来ることを分かったのかもしれませんね」。師長さんにそう言われ、主にいただいた奇跡の時間を実感しました。

 

その1年後、母は帰天しました。きっと今は、天上界で幸福の科学の教えを勉強していると確信しています。

 

(※1)正心法語…「真理の言葉・正心法語」などの経文が収められている、幸福の科学の根本経典。
(※2)三帰誓願式…幸福の科学の仏法真理を学び、信仰を深めたい人は、「仏・法・僧」の三宝に帰依することを誓う「三帰誓願式」を受けることができる。三帰誓願すると、『仏説・正心法語』『祈願文』が授与される。

 

 

教えを広めることが母への恩返し

母との思い出は、つらいものも多くありますが、幸福の科学の教えに出会い、教えを深く学ぶ理由にもなりました。

 

母は、反面教師の人生を送ることで、私に幸福の科学で説かれている「霊的真実」の深意を訴え続けてくれていた。私には、そう思えてならないのです。

 

「我らは 皆 光の菩薩

 光のみ 実在

 愛のみ 実在

 真理のみ 実在を

 語り 伝える 菩薩なり」

 

「真理の言葉・正心法語」のこの一節は、まさに母が人生をかけて私に教えてくれた真理です。私たちは皆、神様・仏様につくられた光の子であり、正しい方向に向かって努力すれば、誰もが菩薩になれるのです。

 

本当に、「人生は一冊の問題集」という教えの通りです。どんなに難しい課題でも、神仏が、「あなたなら解けるよ」と、信頼し、愛の思いで導いてくださるのです。仏から信頼され、愛されている。そう思えば、不思議なことに、勇気や自信が湧き上がってきます。

 

母への恩返しとして、より多くの人に、教えを伝えていきたい。

 

親から虐待を受け、大人になってからも人生がうまくいかない人。トラウマがぬぐえず、就職や結婚、子育てなど全てに絶望している人──。そんな方たちに「心の持ち方次第で、未来はなんぼでも明るくなるよ」と伝えたいのです。

 

今、私は生来の前向きな性格を活かして、幸福の科学の仏法真理を漫才で伝えようと、「うっちゃり姉妹」というコンビを組んで活動しています。

 

かつての私のように悩む人を幸福にする。それが母への恩返しだと確信しています。(了)

 

これまでの人生を反省し、生涯現役を目指す幸福の科学の仏法真理塾「シニアプラン21」在家講師としても活躍している。右から3番目が大坪さん。

 

「うっちゃり姉妹」として関西の幸福の科学の支部や精舎などで"仏法真理漫才"を披露している。

 

大川隆法総裁が大阪市のグランキューブ大阪で法話を行った6月14日、養母・八惠子さん(半袈裟をつけた男性の右隣)を三帰誓願に導けた。大切な法友たちとともに。

 

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