イエメンでは、18日に首都サヌアでサレハ大統領の辞任を求めるデモが発生。大統領指示派の武力集団によるデモ隊への発砲で死者が52人になった。負傷者は100人以上とされている。

反体制デモが続くイエメンでは、政府のデモ弾圧に抗議して、すでに人権相と観光相が辞任。国連大使が辞任したほか、離反者が相次ぎ、大統領の部族内部からも大統領への辞任を求める声があったとも言われており、サレハ大統領は先に総辞職を命じたと見られている。

果たして、リビアのように泥沼の内戦に入るのか、エジプトのように民主化への道を歩むのか――鍵を握るのは、今はまだ大統領を支持している軍か。（吉）

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