『本当は恐ろしいグリム童話』という本のシリーズが、90年代後半以降に出版され、注目を浴びました。

幼いころ誰もが一度は絵本で読み、人生の教訓を得たグリム童話が、実は、子供には読ませられないような残酷な話だった、という内容です。「実母を処刑した白雪姫」など、後味の悪いイヤミスを読むようで、個人的にはおススメしませんが……。

今回、本欄で紹介するのは、その後味の悪さにも匹敵する、「本当は恐ろしい教育無償化の話」です。無償化を進めている自民党の「先輩」の指摘から、その恐ろしさを学んでみます。