「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞(第9回)の記者発表会の様子。

《本記事のポイント》

  • 「働き方改革」「弱者救済」は自主的にやるから意味がある
  • 「経済騎士道」浸透の鍵は「世論」――ある経済学者の提言
  • いい会社の「表彰制度」を国家的事業にしてもいいかも!?

政府による「働き方改革」や「弱者救済」について、本欄はやや慎重な論調です。しかし、「従業員の心身が元気でいられる仕事環境をつくること」は大切です。「困っている人に手を差し伸べる」ことも大切です。当たり前の話です。

問題は、それを政府が「ムチ型」の方法で行うこと。「働き方改革」は、規制や罰則で進めます。「弱者救済」は、重税をもとに行います。