古い歴史を持ち、美しい自然が広がる、日本人の心のルーツ、奈良県。その奈良から、すべての日本人の幸福の実現を志し、幸福実現党の候補者が再び立ち上がった。

幸福実現党の田中孝子氏は13日、奈良県庁記者クラブで記者会見を開き、今夏に行われる参院選に幸福実現党の公認候補として、奈良県選挙区から出馬する予定であることを表明した。

2009年の立党時に衆院選に立候補して以来、10年で5回チャレンジし、今回は6回目の挑戦となる。

田中氏は、幸福の科学の支部長として、いじめ・人間関係に悩む人や、経済苦、老後の不安など、数多くの人の悩みに向き合ってきた。ハローワーク相談員としても、求職者の仕事がないという苦しみ、家庭崩壊などに向き合った経験を持つ。

「きちんとした経済政策の下、もっと心に寄り添うぬくもりのある政治を実現したい」「すべての人の幸福を実現したい──」

こうした決意を胸に、田中氏は今回、(1)減税による経済発展 (2)社会保障制度の見直し (3)憲法9条改正で安全を守る (4)教育の再生という4つの政策を掲げた。

田中氏が会見で語った主な政策は以下の通り。

(1) 大胆な減税で奈良の経済を豊かに

「現政権は『社会保障のための消費増税』を訴えていますが、消費増税しても社会保障の負担は軽くなりません。(中略)最大の社会保障は、『安い税金』です。景気を本気で回復するには減税が一番です」

「幸福実現党は、まず消費税率5%へ引き下げ、大胆な減税や規制緩和を行い、全世代が豊かさを実感できるように、経済成長を目指します」

(2) 社会保障制度を見直し、努力が報われる社会へ

「老後の不安を持っている方が多いため、制度や保障だけに頼るのではなく、家族・地域コミュニティの絆作りや支え合いの中で、尊厳を持って生きられる仕組みを整えます」

「『奈良には高齢者の働き場所・老後の生きがいがある』『家族の絆・奈良モデル』を掲げ、年齢で区切られない仕事をつくり、チャンス溢れる『生涯現役社会』を実現します」

(3) 憲法9条の改正で、安心・安全を守る

「中国や北朝鮮など、日本やアジア諸国に対して不穏な動きをしている国があります。今こそ、自衛隊が日本防衛のために働けるよう、憲法9条の改正が急務です。(中略)国防と防災を一体化して強化し、有事の際に国民の生命と財産を守れる体制をつくります」

(4) 自分の国を愛し、誇りを持てるような教育を

「戦前の教育を否定し、『人間としての成長』を育んできた情操教育が失われた結果、いじめ問題や青少年犯罪などの悪質・陰湿な犯罪が学校で行われています。幸福実現党は、徳育や宗教的情操を育む教育を重視し、人の気持ちが分かる子供を育てます」

「日本建国の原点である奈良県で、愛国心を育む歴史教育・偉人教育の大切さを訴え、真の意味で、自分の国を愛し、誇りを持てる教育を実現してまいります」

田中氏は最後に、「すべての人の幸福を実現し、私たちの子孫、次世代に素晴らしい日本を遺すためにも、お仕事させていただきたいと強く強く願って、今回もチャレンジいたします」と述べ、会見を締めくくった。

2009年に初出馬して以来、一貫してこれらの政策を訴えてきた。国防などの大きなビジョンとともに、一人ひとりの心に寄り添う政治を実現するには、こうしたブレない政治家が必要だ。

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