ソフトバンクグループ傘下の携帯事業子会社「ソフトバンク」は19日、東京証券取引所第1部に株式を上場しました。グループは株式の売却によって、約2兆6000億円の資金を調達しました。

「上場は延期すべき」という声もある中、初日取引では株価が大きく値下がりし、市場に衝撃が広がっています。

株価下落の原因は、"想定外の事態"が相次いだためです。6日には、約4時間半にわたる大規模な通信障害が発生しました。これにより、その後4~5日間で解約件数は1~2万件に上ったといいます。

また、同社と密接な関係にあった中国通信メーカー「ファーウェイ」への警戒感が世界中で高まったことも大きいです。ソフトバンクは、通信設備からファーウェイを排除することを表明しました。