現在パリで、縄文土器の展示会が開催され、大好評を博しています。特に注目を浴びているのが、私たちがよく教科書で見てきた火焔型土器。来館者からは「縄文と同時代のフランスは、文化的にこれほど豊かでなかった」と評価する声があがっているといいます(28日付新潟日報)。

火焔型土器も遮光器土偶も、あまりに小さいころから慣れ親しんだ姿であるため、今更、感動も新鮮味も感じない――。そういう日本人も多いかもしれません。

しかし、同時代の世界の文化と比較したときに、「日本ってひょっとしてすごかったのでは」という感想を持たざるを得ません。