生涯現役、三世代同居、地域の助け合い……「山形モデル」で老後は安心 - 地域シリーズ 山形

生涯現役、三世代同居、地域の助け合い……「山形モデル」で老後は安心 - 地域シリーズ 山形

写真:海外旅行に行きたいな!/PIXTA(ピクスタ)

 

2018年12月号記事

 

地域シリーズ 山形

 

生涯現役、三世代同居、地域の助け合い……

「山形モデル」で老後は安心

 

全国屈指の農業県・山形。日本一の生産量を誇るサクランボやコメが有名だが、他にも全国ナンバーワンのものがある。
それは日本を財政赤字から救うカギになるかもしれない。

(編集部 駒井春香)

 

米沢市の上杉神社境内に立つ上杉鷹山公之像。写真:白熊/PIXTA(ピクスタ)

10月に収穫のピークを迎える庄内柿。写真:sammy_55/PIXTA(ピクスタ)

 安倍晋三首相は10月15日の臨時閣議で、来年10月から予定通り、消費税率を現行の8%から10%に引き上げると表明した。

 増税の大きな要因は、社会保障だ。政府は「全世代型の社会保障」の財源を確保するため、増税は不可避と判断した。年金や医療費、介護費などの社会保障給付費は毎年増え続け、2016年度は119.6兆円にまで増加(*1)。税金と社会保険料を合わせた国民負担率は42.5%と、45年間で約2倍になっている。

 社会保障給付費の内訳を見ると、15年度は年金が54.4兆円、医療に38.4兆円、介護費などを含む福祉その他に24.1兆円が充てられている。

 つまり、高齢者の生活の世話を政府が丸抱えしている状態が、増税の大きな理由といえる。もちろん、高齢者への適切な保障やケアは必要だが、現状はかなり手厚い。

 原田泰・元早稲田大学教授の試算によると、社会保障の現状は、夫婦2人がそれぞれの両親4人に毎年、約1千万円の仕送りをしているのと同じだという(10年時点での試算。社会保険料を含む)。

(*1)2016年度「社会保障費用統計」(国立社会保障・人口問題研究所)

 

 

社会保障費を減らすヒント

 増え続ける社会保障費をどうすればいいのか。その一つのヒントが山形県にありそうだ。というのも、山形は高齢化が進んでいるのに、後期高齢者医療費や介護費は、全国的に見てかなり低い。

 なぜこのような、時代に"逆行"した現象が起きているのか。その秘密を探りに、山形へ向かった。そこで記者の目に飛び込んできたのは、元気な高齢者たちの姿。そして、高齢者を支える家族や地域の温かさだった。

 山形には、社会保障費を減らし、消費増税をも食い止めるための秘策があった。

 

続きは2ページ目以降へ

 

 

次ページからのポイント

日本一の三世代同居が社会保障を減らす!?

きらりよしじまネットワーク 髙橋由和氏に聞く未来型福祉

インタビュー / 介護予防・てとて中町 取締役専務 阿部喜明氏

 

 

「ザ・リバティWeb」協賛金のご案内

「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。1口1万円からご支援いただければ幸いです。
「ザ・リバティWeb」協賛金のご案内

次ページ以降の記事は有料会員限定です。有料購読すると続きをお読みいただけます。
LOGIN ログイン

有料購読会員の方

ご登録のID(メールアドレス)を入力し、
「ログイン」を押してください。

ご登録のID(メールアドレス)
パスワード

ID・パスワードを自動入力するにはFAQをご参考ください。

※クレジットカードの期限切れの方へ…こちらをご覧下さい。

まだ有料購読会員でない場合

一つのIDでOK!PC、携帯、スマートフォン、どれでもご購読頂けます!

継続している期間中、すべての記事がご覧いただけます。

■クレジット払い(月額)

月額継続 540円(税込み)
  • カード払い(次月以降は自動継続課金)
  • カード決済後すぐに購読開始
クレジットカード

■銀行振込(年間)

年間購読 5,940円(税込み)
  • 11ヶ月分の料金で年間購読できます(初月分無料!)
  • 振込確認後に購読開始(10日以内)
リバティwebを購読する
タグ: 2018年12月号記事  地域シリーズ  山形  社会保障費  生涯現役  海谷邦彦  きらりよしじま  髙橋由和  介護予防  てとて中町  阿部喜明  

Menu

Language