社員2人から150人へ 「言い訳廃止」が組織を変える - リーダーの『人格力』
2018.07.29
2018年9月号記事
リーダーの『人格力』
社員2人から150人へ
「言い訳廃止」が組織を変える
本誌連載「未来への羅針盤」をまとめた書籍『人格力』がこのほど発刊された。
本連載は主に、大川隆法・幸福の科学総裁が講演会で行った「質疑応答」を掲載したもの。
リーダーはどのように人格を磨くのか―。質問者の「その後」を追った。
(編集部 山本泉)
磯部 久志
プロフィール
(いそべ・ひさし) 1975年、7人兄弟の6番目として、岐阜県に生まれる。高校を卒業した94年、高校の同級生3人と環境プラント派遣会社を設立。現在、専務取締役として活躍。
「高校卒業と同時に会社を立ち上げ、今年で24年になります」愛知県の環境プラント派遣会社で、専務取締役を務める磯部久志さんはそう語る。
1992年、高校2年生だった磯部さんは、同級生に「親父が『会社をつくらないか』と言っている。やってみない?」と声をかけられ、「面白そうだ」と飛びついた。同級生の父親は大手環境プラント企業(*1)に勤めており、中部エリアに下請け会社を欲しがっていた。
「声をかけてくれたのが、今の社長です。特に仲のいい友達ではなかったので、なぜ私を誘ったのか、いまだに分からない。『運命』と言うしかありません」
高校卒業後の94年、同級生3人でごみ焼却プラントなどに技術者を派遣する会社を設立。1人はすぐに辞め、2人で会社を続けたが、実績がないため、7年間まったく儲からなかった。
「会社を閉じようか」とも話したが、親会社の経営方針が変わり、下請け会社を重視するようになる。一気に仕事が増えて、社員2人から35人になった。
(*1)ごみ焼却プラントや下水処理施設などを運営する企業のこと。
反省・瞑想で気付いた魂の傾向性。
思いが変われば環境も変わる。